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星や銀河を全自動で観測/撮影できるスマート天体望遠鏡カメラ「Vespera」 #CES2021

惑星をはじめ、銀河や星雲なども完全自動で観測/撮影できる天体望遠鏡カメラ「Vespera」が、2021年1月11日からオンライン開催されている国際見本市「CES2021」のイノベーションアワードで最優秀賞を受賞した。

Vesperaは、望遠鏡とカメラが一体となった全自動望遠鏡システムだ。使い方は簡単で、三脚を立て、ボタンを押すだけで、較正はGPSを使って自動で行われる。専用のスマホアプリを使って観測したい対象を選べば、後は地球の回転に合わせて自動でそれを追跡してくれる。

オートフォーカスシステムが搭載されており、観測/撮影したいものに焦点を合わせるのも自動だ。また、何を観測/撮影したらよいかを位置情報や天文暦に応じて教えてくれるレコメンド機能がアプリに備わっており、天体観測初心者にも利用しやすい。

Vesperaの口径は50mm、焦点距離は200mm、解像度は1920×1080pxだ。センサーには、微小光に対しても高感度な「Sony IMX462 Starvis」を採用した。サイズは40×20×9cm、重さは5kgで、バックパックに入れて持ち運べるほど小さい。

充電池の持続時間は4時間となる。耐水性が備わっている一方で、雨が降ると自動で電源が切れるシステムも搭載されている。

2020年10月にKickstarterで出資を募り、現在はプロジェクトは終了済み。開発元Vaonisのウェブショップにおいて、1499ドルで予約購入を受け付けている。

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