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新しい自律移動ロボットがフォークリフトに取って代わり倉庫環境をより安全に——人手なしで約1トンのパレットを運搬可能

米Fetch Roboticsは、自律移動ロボット(AMR)の新製品「PalletTransport1500」を発表した。PalletTransport1500は、配送センターでの非接触パレット輸送向けに、クロスドッキング、返却、ピッキングのワークフローをサポートする。

翌日配送や当日配送が期待されるサービスレベルになった現在、配送センターは限られた労働力で、高まる消費者の期待に応えなければならないという大きなプレッシャーにさらされている。最も適切に管理された配送センターでさえ、Eコマース(EC)の継続的な成長に遅れずについていくのに苦労している状態だ。多くの施設ではフォークリフトへの依存度を高めているが、安全上のリスクがある。米国労働安全衛生局(OSHA)の推定によると、アメリカではフォークリフトが関与する傷害事故が毎年約10万件も発生している。

今回発表されたPalletTransport1500は、米Honeywell Intelligratedの倉庫運用管理システム「Momentum Warehouse Execution Software (WES)」と組み合わせることで、人間が関わらなくても長距離資材輸送を管理でき、フォークリフト操作時間を削減して、作業員を付加価値の高い活動に就かせることができるというものだ。また、労働者のけがを減らし、より安全でより効率的な倉庫環境を作り出すことが可能になる。

このソリューションは、ECフルフィルメント、店舗の在庫補充、卸売配送センター運用のワークフローを支援するように設計されており、流通業務を最適化する。

PalletTransport1500は、Fetch Roboticsのリフター搭載AMR「Freight1500 AMR」と集配ステーションで構成されており、パレットなどの大きな荷物を最大1136kgまで安全に運搬することができる。また、AMR用の新規格であるANSI/RIA R15.08に既に準拠している。

fabcross for エンジニアより転載)

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