XYZプリンティングジャパン、高性能エンジニアリング樹脂「PA11」発売
2021/06/15 12:00
XYZプリンティングジャパンは、総合化学メーカーBASFとのアライアンスプログラムに基づき、粉末焼結積層造形方式向けの樹脂材料「PA11」を2021年6月14日に、白と黒の2色同時に発売する。
強度と靭性を必要とする用途に適した材料「PA11」
粉末焼結積層造形（SLS）方式3Dプリンター向けの樹脂材料PA11は耐熱、耐薬品、耐燃料、加工性に優れたポリアミド樹脂だ。同じポリアミド樹脂であるPA12に比べ、柔軟性や強度にも優れた高機能エンジニアリング樹脂材料だ。
欧米市場では先行して販売しており、自動車、通信設備、スポーツ用品など幅広く用途展開され、試作用途だけでなく、最終製品用途にも対応可能な材料だ。PA12以上に高精細、高耐久な造形が可能な材料であると高い評価を得ていることから、日本での販売を決定した。
静電気拡散（ESD）性能を持つSLS向け材料「CB50」
年内には更に異なる特性をもった材料を複数種類リリース発売、2022年中にPA6などのSLS向け材料を13種まで拡大する予定だ。
