「ユーザーの課題を解決する“未来のふつう”となるアイデア・製品を具現(GUGEN)化する」をテーマに、一次選考を通過し、当日展示された38作品の中から大賞ノミネート作品となる5作品が選考された。展示会でのプレゼンテーションを経て、3人の審査員による審査のもと、各賞が発表／表彰された。

シンコキュウが開発した深呼吸誘発デバイス「シンコキュウ」が大賞を受賞した。深呼吸を誘導し習慣化することを助け、自然なリズムでの呼吸を促すデバイスだ。多くの課題を解決できるという観点から、審査員満場一致で選ばれた。大賞には賞金として100万円（現金50万円＋プリント基板製造費50万円相当）が授与された。

カサネタリウム（堀洋祐氏）の「みちびきライト」がGoodアイデア賞に選出された。夜道を照らしながら目的地の方向を教えてくれる懐中電灯型デバイスで、高齢者や訪日外国人の利用を想定でき、さまざまなポテンシャルを秘めていることが評価された。

学生賞には、チーム「やえ」による万能チップマウンター「RaPick（レーピック）」が選ばれた。はんだペーストを自動で散布し、チップにマウント、ヒーターでリフローすることでステンシルが不要になるチップマウンターだ。

その他、「ほしいね賞」にはチーム「G15」の「iro-fude」が選ばれ、協賛企業によるスポンサー賞を計14チームの作品が受賞した。