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切断中に木材を押さえなくても大丈夫——テーブルソー用オートフィーダー「Auto-Cut」

テーブルソーで切削する材料を自動送り出しできるようにする「Auto-Cut」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

Auto-Cutは、小型ながら高速作業が可能な、テーブルソーのオートカットソリューションだ。木材などカットする材料をセットして押し出すだけで自動的に材料を動かしてくれる装置で、テーブルソーだけでなく、ルーターテーブルやバンドソーなどでも利用できるとのことだ。

Auto-Cutはメインユニット、コントロールボックス、リアサポートブラケット、スピンドル2本、電源アダプターで構成。メインユニットの重さは約4.5kgで、サイズは101.6×330.2×203.2mmだ。フックデザインを採用していて、2本のボルトを使用してテーブルソーの天板の端に引っ掛けたフックを固定する形式を採用している。丸のこから天板の端までが584mm以内のテーブルソーであれば使用可能だ。

Auto-Cut

また、一般的なフィーダーでは回転ローラーの位置を手動調整する必要があり初心者には難しかったが、Auto-Cutはノブを回すだけでレベルを4段階選択できるようにしている。内蔵の小型磁石のおかげで、ノブを回すだけでピンが各レベルの穴で自動的にロックされるようになっているため、フィーダーを使ったことがない人でも使いやすい。

Auto-Cut

厚みのある材料に対応するためメインユニットにばねを2本追加しており、メインユニットをテーブルの天板から約25mm離れた位置に吊り下げられるようになったことで、厚さ25mm以上のボード切断にも対応した。Auto-Cutは最小3×3mmの大きさから切断が可能で、厚さ50mmまで対応する。

回転ローラーにはアルミニウム合金とPU素材を使用して耐久性を高めている。丸のこの高さを示すレーザーインジケーターや大きなレーザースイッチの採用により、操作性の向上も図られている。

Auto-Cut

集じん用のダストカバープレートは磁気吸着設計になっており、取り付けや取り外しがしやすい仕組みだ。モーターとコントロールボックスは柔らかなシリコンワイヤーと緩み防止コネクターで接続されており、その他の特徴として、ストレージ機能を備えたリアサポート、折りたたみ可能なハンドルなどを搭載している。

Auto-Cutのキャンペーン価格は849カナダドル(約9万3000円)。先着199名のバッカーには感謝の気持ちとして、Auto-Cutに希望のロゴやテキストなどを無料でレーザーマーキングする。日本への送料は110カナダドル(約1万2000円)で、出荷は2024年7月を予定している。

Auto-Cutは2024年2月13日までクラウドファンディング中だ。目標額1万2000カナダドル(約130万円)に対し、2024年1月25日時点で目標額を上回る約8万6000カナダドル(約940万円)を集めている。

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