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ESP32でデジタルサイネージ——4種類のサイズから選べる電子ペーパーボード「EnkFi」

4種類のサイズから選べる電子ペーパーボード「EnkFi」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。

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EnkFiは、Wi-Fi/Bluetoothモジュール「ESP32 S3 WROOM-1」を搭載した電子ペーパーデバイスだ。電子ペーパーは、一度表示した内容は電力を使わずに保持できる高い省電力性が特徴で、商品棚のラベル、社員証のIDタグ、荷物用の電子タグ、レストランの電子メニュー、電子書籍リーダー、デジタルサイネージ、IoTデバイスやスマートホームアプリケーション用モニターなどでの活用を想定し、用途に応じて4種類のサイズから選べる。

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ディスプレイの表示色は赤、黒、白を採用し、ブルーライトを使わないため目に優しい。また、170度以上の広い視野角で見やすく、直射日光下でも高い視認性を備える。ディスプレイのサイズは、2.9インチ(解像度:296×128)、4.2インチ(同:400×300)、5.83インチ(同:648×480)、7.5インチ(同:800×480)を用意している。

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ボードには他にも、プログラマブルボタン×4、ブートボタン、リセットボタン、ブザー、RTCクロックモジュール「DS3231」、給電/プログラミング用USB Type-Cポート、GPIOブレークアウト、3.7Vバッテリー用端子/ホルダーなどを搭載。ストレージ用に16MBのフラッシュメモリと8MBのPSRAMを備え、MicroSDカードの使用も可能だ。UART/I2C通信やローカルネットワーク、インターネットのクラウドを介してデバイス間での通信にも対応する。

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EnkFiは、2.9インチを38ポンド(約7200円)、4.2インチを58ポンド(約1万1000円)、5.83インチを75ポンド(約1万4300円)、7.5インチを80ポンド(約1万5200円)で提供する。2024年6月の出荷を予定しており、日本への送料はいずれも15ポンド(約2900円)だ。2024年3月6日までクラウドファンディングを実施しており、2月25日時点で500ポンド(約9万5000円)の目標額を上回る約6300ポンド(約121万円)を集めている。

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