エンジン模型は完成すると、210×170×180mmの大きさで重さ約3kg。バッテリーが内蔵されており、約2時間の充電で約90分駆動する。素材はアルミ合金とステンレスで、コーティングは実際のエンジンに使われるコーティング剤を使って手作業で施工するなど、本物らしい質感にこだわった。また、実際に動かすと、バルブ動作など内部の動きを観察でき、エンジンの仕組みや動きを学べる。

世界的に脱炭素の取り組みが進む中、車のエンジンはハイブリッドEVが主流になりつつあり、EV車へのシフトも進んでいる。このため、派手なエンジン音とエンジン馬力が特徴のV型エンジンは縮小方向にある。しかし、車の高性能化を支えたV型エンジンが忘れ去られるのは寂しいと、V型エンジンを模型の形で残すことを考えたという。

模型には赤と黒の2色があり、一般販売価格は17万6000円。クラウドファンディングで早期申し込みを行うと、15%引きの14万9600円から購入できる。組み立てに自信がない人には、組み立て代行も受け付けている。

同社では「高価な模型だが、その価値は十分にある。エンジンや車、模型が好きな人は、ぜひ、申し込みを検討してほしい」と呼び掛けている。

（fabcross for エンジニアより転載）