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Julie Wataiがアイドル握手会専用手袋をプロデュース

握手会の神デバイス!? になるかもしれない、アイドルを守る手袋を作ってみた

アイドルの握手会、それはファン/アイドル双方にとって重要なイベントだ。
ファンからすれば日頃応援しているアイドルと近づける至福のひととき、一方アイドルにとってもファンと直接会話ができ、さらに列の長さが自分の人気のバロメーターともなる。そんなわけで、今日もどこかで誰かが握手会をしている(はず)。

そんな握手会の中でよく見られるのが、長時間アイドルを独占しようとするあまり、スタッフから羽交い絞めにされて退場させられる「剥がし」と呼ばれる光景だ。
これって、何を基準に剥がしているのだろう? テクノロジーでもっとフェアな握手会は実現できないのか? そんな問題意識に「やりましょう!」と手を挙げてくれたJulie Watai(ジュリ・ワタイ)さんと、握手会専用デバイスを作ってみた。
(撮影:加藤甫)

なぜ僕らは「剥がされる」のか

開発にあたって、アイドルシーンに詳しい音楽評論家の宗像明将さんに、剥がしついて伺った。

「基本的に、握手できる一人当たりの時間はカウントされていることもあります。そもそもなぜ剥がすのか?という原理的な部分をいうと、イベント会場の終了時間と、人の数に関係してくるんですね。有名アイドルになると1回の握手につき数秒で、逆に地下アイドルはダラダラ数分とかよくあります。その采配ができないと、運営は失敗します。ヲタが『人がいないのに(すぐに剥がされた)』と不満を持つからです」

なるほど、会場の使用時間÷ファンの人数で計算してるんですね。合理的というかオトナな判断だ。

「とあるアイドルを例に挙げると、握手は通常10秒と決まっていますが、高い初回盤を買うと30秒になるんです!」

すごい、そこまでビジネスライクな世界だったのか。では、時間通りに握手会が進行できるデバイスがあれば、芸能界でバカ売れするかもしれない! 

ということで作ったのがこちら

手袋にLEDを縫い込み、手のひらに強い圧力がかかるとカウントを開始。既定の時間になり全てのLEDが光るとブザー音が鳴って、スタッフに剥がされるという仕組みだ。内部はArduinoベースのウェアラブル用マイコンボードLilyPadを使用し、LEDとボードを導電性の糸でつないでいる。人体への影響もなく安全性もバッチリだ。

導電性の糸を縫い込んだ薄い生地を手のひらに仕込み、センサ代わりにする。握手をすると、あらかじめ設定した時間や圧力に合わせてプログラムが動作。既定の時間をオーバーしたり、力が強すぎるとLEDが全て光ってブザー音が鳴り、スタッフが迅速に剥がすという仕組みだ。

この手袋を企画したJulieさんに装着してもらった。衣装と合わせても違和感がない。むしろ見事にマッチしていると言っていいだろう。

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