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DMM.make AKIBA×Makers’ Base×TechShop×fabcross共同企画

【技あり! ファブテク研究会】レーザーカッターでハロウィンを切り抜け!

平面を立体に折りあげる!

レーザーカッターは基本的に平面の加工を行う道具だが、工夫次第でいくらでも立体的なものを作ることもできる。まずは、素材を折り紙のように折りあげていく方法を見てみよう。

TechShopの伊澤さんは、「ペパクラデザイナー」というソフトを使って巨大なペーパークラフトお面のパーツを製作。折れ線部分はクラフト紙を切り抜かない程度のパワーでレーザー加工し、折りやすいように筋を付けてある。

設計図を見ながら組み上げると、かなりの大きさになった。想定よりも素材の強度が弱かったため、お面からランプシェードに転用したところ、彫刻で加工した模様が照らされて結構良い感じに。丈夫な紙を貼り合わせれば、より強度が出せるだろう。

ちなみにかぶるとこんな感じ。 ちなみにかぶるとこんな感じ。

伊集院さんはレザーをカットし、折るだけで作れるコインケースづくりに取り掛かった。先ほどのリボン同様、レーザーのパワーを調整しながら某ブランド風の模様を刻んでいく。

本来欲しいのは白線の内側だけだが、それよりも広い領域に彫刻してある。 本来欲しいのは白線の内側だけだが、それよりも広い領域に彫刻してある。

伊集院さんいわく、彫刻加工の初めと終わりは出力が弱まることがあるそう。必要な部分全体をくっきり彫刻するためには、データの上下に余分な柄を用意し、出力が安定しない部分を遠ざけてあげると良いようだ。

金具を止めるための穴もレーザーカッターで開けたものだ。丈夫で加工に手間のかかるレザーだが、うまくマシンを使えば手軽にグッズ作りを楽しむことができる。もちろん、焦げ目の処理などの手作業は個別に必要なので、デジタルとアナログをうまく組み合わせていこう。

パーツを組みあわせて立体を作る

続いて紹介するのは、プラモデルのように細かなパーツを組み合わせて立体物を作る方法。これができると、作れるものの幅がグンと広がる。

渡邉さんは厚みのあるスポンジのような素材、EVA(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)を利用。子どもが遊ぶためのマットなどに使われており、硬さとしなやかさを持ち合わせている。この特性を生かし、まるっとしたふくらみを持つ立体物を作る様子。

組み合わせを考えてパーツをデザイン。 組み合わせを考えてパーツをデザイン。
切り出したパーツ同士はホットボンドで接着した。 切り出したパーツ同士はホットボンドで接着した。

そうして完成したのは、これまた可愛らしいかぼちゃの小物入れ! ある程度厚みのある素材を使えば、平面のパーツを組み合わせて立体物を作ることができるのだ。

余った素材で作ったリングには彫刻が映える。 余った素材で作ったリングには彫刻が映える。

岡崎さんもレーザーカッターで切り出したパーツから立体的なメガネを作成。ここで、とっておきのテクを披露してくれた。

まずは素材(MDFボード)の表面に色を塗る。 まずは素材(MDFボード)の表面に色を塗る。
色を塗った部分に彫刻すると、元の素材の色が現れる。 色を塗った部分に彫刻すると、元の素材の色が現れる。
彫刻した部分に別の色を塗り、再びレーザーカッターにセット。 彫刻した部分に別の色を塗り、再びレーザーカッターにセット。
別のパターンを彫刻し、再び素材の色を出す。 別のパターンを彫刻し、再び素材の色を出す。

この工法により、一枚の素材を複数の色で多層的に塗り分けることができる。本家である米国TechShopのスタッフから習ったという、まさに技あり! なテクニックだ。

どこか民芸品のような雰囲気もあるメガネが完成。 どこか民芸品のような雰囲気もあるメガネが完成。

レーザーカッターの使い方は無限大!

後半では2次元のパーツから立体を作る方法をお伝えした。立体物を作る方法は大きく分けて2種類。

  • 折り紙のように素材を折りあげる!
  • バラバラに切り出したパーツを合体させる!

これらの技術と岡崎さんが披露してくれたような仕上げテクニックを組み合わせれば、より多彩な表現が可能になることは間違いない。

3大ファブスペースが合同で取り組むこの企画、いかがだっただろうか。ハロウィンに向けて、これぞというものがあればぜひ取り組んでみてほしい。次回以降もさまざまなテクニックや応用例をお届けする予定だ。お楽しみに!

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