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3Dスキャンでカスタマイズする睡眠時無呼吸症候群の治療マスク

睡眠時無呼吸症候群の従来の治療用マスクは大きくかさばり、治療の継続率は良くなかったが、小型で、3Dスキャンと3Dプリント技術を使うことでフィット感を向上させ、患者ごとのカスタマイズが可能な製品が登場した。

睡眠時無呼吸症候群は世界で1億人以上にも及ぶ人々が患っており、そのうち80%は治療を受けてないという事実がある。未治療のまま放っておくとうつや慢性疲労などの原因ともなり得るという。

これまでの治療に用いられてきた、睡眠時の呼吸を助けるマスクは大きい上、マスクから伸びるパイプなどでかさばり、装着も快適なものではなかった。そこで、マスクを小型化し治療を続けやすくする目的で開発されたのが「Respere」だ。Respereは3Dスキャンと3Dプリント技術を用い、患者ごとに形のカスタマイズが可能で、ベンチャー企業のMetamasonはこのRespereの開発により治療の継続率が向上すると考えている。 

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