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FFF方式3Dプリンタの活躍の場を広げる新素材フィラメント

3Dプリンタ向けフィラメントメーカーtaulmanがKickstarterのプロジェクトで発表した6種類の新素材のフィラメントはFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けたものが多く、さまざまな業界での利用が期待されている。

「TRITAN」は高強度の透明な素材であり、原料はFDAの承認も受けている。プリント温度は270~280度。 

FDAから原料の承認を受けた素材は他にもあり、「ARCbio PLA」は高強度で透明なPLAで、生分解性の材料だ。他のPLAの熱処理中に見られる黄色変を抑え、透明さを保つことに成功した。プリント温度は190~212度。「NYLON680 FDA」は耐衝撃強度が高く、歯科用素材としても現在評価中であるとしている。プリント温度は245度程度。「BIO-G」は生分解性を持ちながら、高い化学物質抵抗性を持っている。プリント温度は245度程度。「Tech-G」は非常に頑丈なPETGポリマーであり、強度、耐薬品性が保証されている。プリント温度は238度程度。

またFDAの認可が下りていないものの、「PCTPE」はナイロン系材料でありながら非常に柔軟かつ高い耐久性を持つ。プリント温度は220~230度。

Kickstarterのプロジェクトでは、目標18万5000ドル(約1925万円)に対して、記事執筆時点で3万2000ドルが集まっている。40ドル以上の出資で6種類のうちから2つを受け取ることができる(日本への送料が別途必要)。 

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