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わずか179ドルだが小型軽量で高性能のデルタ型3Dプリンタ「Tiko」

Kickstarterにたった179ドル(約2万1400円)のデルタ型3Dプリンタ「Tiko」が登場した。開発したのは米国ニューヨーク州ナイアガラフォールズを拠点とするTiko 3Dで、一般的なデルタ型3Dプリンタが1000~2000ドル程度するということを考えると驚異的な低価格だ。

しかしTikoは価格が安いだけの製品ではなく、デザインや設計の面でも優れている。シンプルでインテリア性のある外観。1.7kgと非常に軽量ながらも、一体型ボディで高い剛性を確保。Wi-Fi対応なので、使い勝手が良く、置く場所を選ばない。オートキャリブレーション機能を備え、失敗のないきれいな造形を実現する。さらに、密閉型エンクロージャ設計や転倒時自動OFF機能で、安全性にも配慮している。

3Dプリンタとしての基本性能もしっかりしており、最大造形サイズは円筒なら直径125×高さ125mm、最小積層ピッチは50μm、1ヘッドだがノズルは250度まで加熱できPLA/ABS/ナイロン/HIPSなどの1.75mm径フィラメントが利用できる。Kickstarterでの資金調達後、実際に製品化できれば、Tikoは家庭用3Dプリンタとして秀逸なものになることは間違いないだろう。

Tikoは5月1日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、目標額の10万ドル(約1190万円)に対し、4.5倍近い44万5000ドル(約5320万円)以上を集めている。記事執筆時点では、179ドル(約2万1400円)でTikoを1台入手できる。日本への発送も可能で(送料は未確定だが最大で65ドル)、納期は2015年の11月の予定だ。

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