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三越伊勢丹、デジタルとファッションの融合をテーマにした展示イベントを開催

三越伊勢丹グループは、デジタルとファッションが融合した新たなライフスタイルを提案する取り組みとして、2015年8月26日(水)から9月8日(火)まで「彩り祭」を伊勢丹新宿本店で開催中だ。3D生地プリンタやクラウドファンディングで生まれたプロダクトを展示している。

本館2階のセンターパーク/ザ・ステージ2では、ファッションとテクノロジーを繋ぐ世界的なイベント「DECORDED FASHION THE ISETAN CHALLENGE」の受賞作品を展示している。DECORDED FASHIONは、2012年にニューヨークで始まった、ファッションとテクノロジーを繋ぐ世界的なイベントで、2015年にはアジアで初となる日本で開催した。三越伊勢丹はこのイベント内で、ファッション×テクノロジー分野のコンペティション「THE ISETAN CHALLENGE」を実施。優勝作品で、試着した姿を360度から視認できるデジタル技術を使用したミラー「memomi」と、準優勝となった縫い目のない服を作れる3Dプリンタ「ELECTROLOOM」を展示している。

本館2階グローバルクローゼット/アートギャラリー、およびメンズ館2階展示スペースでは、クラウドファンディングサイト「Makuake」と連動したプロダクトを展示している。クラウドファンディングのプロジェクトを、実際に店頭で展示販売することで、触る、試すといったインターネット上では実現できないニーズを満たしていくという。「ISETAN×Makuake」のリアル店舗では、部屋にいながら世界の風景を美しい映像と音で楽しめるデジタル窓「Atmoph Window」、自然素材の木で作られたハンドメイドの時計「サスティナビリティーウォッチ」、伝統の木枡に電子部品を組み込んだ酒器「光舛(ひかります)」、日本伝統の染色技術を用いた職人系モードブランド「YOHJI YANAGISAWA」の16SSコレクシション、ファッション感覚でレコード文化を楽しめるオールインワンタイプのレコードプレーヤー「Amadana Music」などのプロダクトを展示している。

本館2階特設スペースでは、「ISETAN meets Pepper」スペシャルハッカソンの作品展示。スペシャルハッカソンとは、ファッション/デザインの専門校バンタンデザイン研究所高等部とソフトバンクによる産学協同プロジェクトの一環として、8月22日に開催されたイベント。ソフトバンクが開発したパーソナルロボット“Pepper(ペッパー)”をフィーチャーした「ISETAN meets Pepper」をテーマに、学生やエンジニアによる即興のアプリ開発、Pepperを主人公としたスチール作品のプレゼンテーションが行われた。その優秀作品や写真展示が実際に見られる。

そのほか、アジア初開催となる「FASHION×DIGITALトークショー」、働く女性のためのガジェットアクセサリーの展示、遠隔操作ロボットスタンド「Double Robotics」のデモンストレーション、ハイレゾ音源など最先端の技術を用いた音楽がある生活を提案する「FASHION×MUSIC×TECHNOLOGY」、ウェアラブルデバイスを実際に装着できる「ウェアラブルのある暮らしを体験」など、さまざまなイベントを用意。

三越伊勢丹グループでは、今後もファッションとデジタルが融合した取り組みを進めていくとともに、新たな事業化も視野に入れた価値の創出を行っていくという。 

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