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直径12cm、2万8000円から入手可能な小型レーザープロジェクタ「Projection Ball」

Crescentは、従来より小型で持ち運びも可能なレーザープロジェクタ「Projection Ball」を開発し、kibidangoでプロジェクトを立ち上げて資金調達を開始した。

イベント会場などで使用されることの多いレーザービームを照射するレーザープロジェクタは、通常数十万円から高級なものは1000万円ほどする。

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そんな高価なレーザープロジェクタを誰もが楽しめるようにと、使用する部品を徹底的に見直すことでコストを抑えて開発されたのが、このProjection Ballだ。

同製品は、直径12cmの球体で重量約450gと非常にコンパクト。このため、持ち運びが簡単で場所を選ばず利用できる。

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USB電源で稼働し、USB-ACアダプタやスマートフォン用の充電式リチウム電池も活用できる。省電力性にも配慮して設計されており、2000mAhのUSBバッテリで2時間程度稼働する。

レーザーで描写できる図形は、プリセットされたスマイルや星型など4種類。この他、Excelやテキストエディタで作成したcsvファイルを使えば、好きな図形を描くこともできる。

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また、SDカードでデータを読み込ませることで、文字やロゴマークなどの描写にも対応する。

さらに、実際に描写する図形は、スイッチで簡単に切り替えられる。一筆書きや回転など4種類の描画方法を指定することも可能だ。

飲食店での店内演出やイベント会場での案内板、子供と一緒に図形を考えるなどの教育ツールやコミュニケーションツールなどでの利用を想定している。

将来的には内部I/Oを公開し、Wi-Fi内蔵のSDカード「FlashAir」やRaspberry Piなどと組み合わせて、IoTプロジェクタとしての活用も視野に入れている。

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クラウドファンディングの目標金額は100万円。2万8000円(消費税・送料込)の支援で、赤色レーザー版のProjection Ballを入手できる。緑色レーザー版は3万2000円。6000円追加支援すると描画データを1つ代理作成してくれる。目標額を達成した場合、Projection Ballの発送は2016年夏ごろとなる見通しだ。

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