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工業高校発の学習用マイコン——こどもパソコン「SkyBerryJAM」

県立栃木工業高校は、jig.jpの教育用パソコン「IchigoJam」を参考に、独自回路を追加拡張してIchigoJam互換マイコン「SkyBerryJAM」を設計製作した。

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SkyBerryJAMは、IchigoJamをベースに追加のカラーLEDやボタン、DCモータードライバー、サーボ用ピン、シリアル通信回路などの機能拡張を加えている。ちなみに栃木県のいちご「スカイベリー」にちなんだネーミングだ。

本家IchigoJam用のIchigoJam BASICを組み込めば、こどもぱそこんSkyBerryJAMとして利用できる。また、SkyBerryJAMとして専用拡張された機能、例えばDCモータードライバーICを活用すれば、小型ロボットに組み込み制御できるプログラミング学習用ボードとして使うことができる。

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さらに中上級者向けには、PCとのシリアル通信を使ったBASIC言語のバージョンアップや、JavaScriptやmbedなどを走らせるマイコンとして利用することもできる。

SkyBerryJAMの主な仕様は、IchigoJam互換部分として、ARM Cortex-M0マイコン(12MHz)、PS2キーボード入力、NTSC出力、SW×1、LED×1、独自拡張部分としてUSB-UART変換モジュール、拡張メモリEEPROM、DCモータ駆動IC(L293D)、LED×4、スイッチ類とスピーカーなどを備える。サイズは83×60mmで重量は100g以内だ。

同校ではSkyBerryJAMを通して「ものづくりやプログラミングの楽しさを広める活動を推進」しており、「SkyBerryJAM組立キット」は2500円(税込)で販売している。

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