会議室や座席の利用状況がわかる——存在検知センサー「CPD」
2018/06/05 15:00
オプテックスは、会議室の利用状況や在席状況などを確認できる、存在検知センサー「CPD」を、2018年8月に発売する。
CPDは、オフィス内の会議室利用状況や、シェアスペースの在席状況の確認など、フリースペースの効果的な運用を可能にするセンサーデバイスだ。センサーから得た在席情報を、在席管理システムなどと連携することで、PCやスマートフォンから現在の使用状況を把握できる。
ほとんど体の動きがない時でも着席している人を検知でき、ピンポイントの検知領域と独自のアルゴリズムにより、通行人による誤判定を排除するという。 設置は、机の下に両面テープで貼りつけるだけだ。ペアリングボタンを押して、センサーの角度を座席の高さに合わせて調整するだけで、設定は完了する。動作電源は別売りのリチウム電池CR123A×1で、電池寿命は約5年(常温時、出荷時設定)だ。
CPDの検出方式はパッシブサーマル方式、検出範囲は0.1~0.8m。検知エリアは50°で、検出エリア可変角度は20°毎に両方向0~80°となっている。無線出力はEEP A5-07-01(EnOcean)、RF周波数は928MHz、オープン時のRF送信距離は25m。初期化時間は約20秒。サイズは154×30×30mm、電池を含めた重さは70gとコンパクトだ。
CPDの価格はオープンプライスで、発売初年度の目標台数は3000台だ。