3Dプリントしたモデルの塗装に——カラーペイントスプレー「Glooped!」
2019/04/16 16:00
カラースプレー「Glooped!」がKickstarterに登場し、出資を募っている。
Glooped!は、独自の配合を施したスプレータイプの塗料。3Dプリント造形物に塗装すれば、レイヤー間のつながりをスムーズにし、艶やかで耐久性の高い表面に仕上げるという。
開発元によると、ポリマー色素を溶媒混合液に保持する特殊なレジンを使い、対象物の表面に塗布されると溶媒液が蒸発し、レジンとポリマー色素が空気に触れ化学反応を起こして強力に結合する。そのため、従来のスプレー塗料に比べ、隠ぺい性や密着性、耐久性に優れているという。
布、紙、段ボール、ウッド、セラミック、グラス、メタル、プラスチック、3Dプリントモデル、ファイバーグラスなどあらゆる素材に塗布できるとしている。また、オーブンでキュアリングも可能だ。
色はパープル(艶/メタリック)、ブラック(艶)、ホワイト(艶)、クリア(艶)は開発済みで、さらにキャンペーン終了後の投票で1色を追加する予定。容量は1缶350gだ。
Glooped!の価格は20ドル(約2200円)で、2019年12月の出荷を予定している。今のところ、アメリカ国内の出荷のみ対応する。
Glooped!は、2019年4月25日までクラウドファンディングを実施中。4月16日時点で、15万ドル(約1672万円)の目標額に対して約1万2000ドル(約134万円)以上を集めている。