新しいものづくりがわかるメディア

RSS


ExOneがRapidiaと独占契約——金属3Dプリンター「Metal Designlab」と焼結装置「X1F」の販売受付開始

ExOneは2021年2月8日、Rapidiaと提携して開発した金属3Dプリンター「Metal Designlab」と熱処理炉「X1F」の販売受付を開始した。出荷は第2四半期中になる予定だ。

Metal DesignlabとX1Fは、ExOneが独占的に販売する金属3Dプリンティングシステム。同システムは、「3Dプリンティング」と「結合水金属パーツの焼結」の2ステップでパーツを完成できる技術を取り入れている。同技術は、Rapidiaが数年の開発期間を経て2019年に発表したもので、「今日プリントして翌日にはパーツが完成する(Print Today, Parts Tomorrow)」パフォーマンスをユーザーに届けている。

Metal Designlabは、メタル/セラミックパウダーを含む水ベースのペースト「HydroFuse」を使い FFF方式3Dプリンターと同じようにペーストをノズルから排出し造形する。造形したパーツはそのままX1Fに入れ、最終焼結が可能。最終焼結の前の溶剤や熱による脱脂(デバインダー)の工程が不要なため、プリントした次の日には完成品を手にすることができる。脱脂が必要な金属3Dプリンティングシステムは、通常プリントからパーツの完成まで3~5日かかるという。

有効体積10リットルのX1Fは、ExOneのバインダージェット方式金属3Dプリンターシリーズ向けとしても提供する。また、ステンレス鋼(17-4PH/316L)や他の金属、セラミックを含むHydroFuseのラインアップも今後拡充する。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る