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表面実装部品で自作する——バイナリデコーダー電子工作キット「Binary Decoder Soldering Kit」

バイナリデコーダー電子工作キット「Binary Decoder Soldering Kit」がKickstarterに登場し、1日で目標額の調達に成功している。

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Binary Decoder Soldering Kitは、バイナリデコーダを自作するための基板と部品がセットになった電子工作キット。SMD(表面実装部品)のはんだ付けや、バイナリデータの読み方を学ぶことができる。マイコン、LED、抵抗器、コンデンサー、ヒューズといったコンポーネントにはSMDを使用しており、電子工作にSMDを取り入れる際に必要なスキルも学べる。

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マイコン「ATtiny1616」はプログラム済みで、はんだ付けが終わればすぐに動かせる。8ビットのバイナリデータを数字に変換したり、数字からバイナリデータへ変換したりでき、バイナリデータ解読のトレーニングができる。8ビットのバイナリデータは1と0をLEDのオン/オフで、3桁の数字はデジタルディスプレイで表示する。

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プログラムのソースコードは公開しており、UPDIプログラミングポートからArduinoコードを使って再プログラミングも可能。オプションで、透明なシルクスクリーン印刷が施され、銅箔の回路パターンを確認できる「Special Edition PCB」も用意している。出荷までに、ヒューズの追加、ボタンなどすべてのスルーホール部品をSMDに変更、プログラミングポートの改善を実施する予定だ。

Binary Decoder Soldering Kitの価格は15ドル(約1600円)。2021年6月に出荷を予定しているが、今のところ日本への出荷は未対応だ。2021年4月2日までクラウドファンディングを実施しており、3月30日時点で1000ドル(約11万円)の目標額を超える約1万ドル(約115万円)を集めている。

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