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SHINING 3D、青色レーザーハンディー3Dスキャナー「FreeScan UE Pro」を発表

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新製品 3Dスキャナ

中国のSHINING 3Dは、青色レーザーを使ったハンディー3Dスキャナーの新製品「FreeScan UE Pro」を発表した。

FreeScan UE Proは、これまでの「FreeScan UE」と同様、高精度かつメトロロジーグレード(寸法検査レベル)の3Dスキャナーで、精度は0.02mm。軽量かつ人間工学に基づいたデザインで、大きさは298×103.5×74.5mm、重さは840gだ。

FreeScan UE Pro

3つのスキャンモードを備え、大型の物体を素早くスキャンするクロスレーザーライン26本、細部をスキャンする平行レーザーライン5本、穴や狭い部分をスキャンするレーザーライン1本の合計32本のレーザー光源で構成する。レーザークラスは、意図的にビームを凝視しなければ裸眼でも安全とされるクラスⅡだ。黒い表面や光沢のある表面もスキャン前のスプレーなしでスキャンできるようだ。

FreeScan UE Pro

フォトグラメトリー(写真測量法)モジュールも内蔵し、基準点を設定しなくても対象物の空間位置を決定しやすくしている。

スキャン速度185万点/秒、最大スキャン範囲は600×550mm、スキャン深度は170~680mmだ。動作温度は-20~40℃。CE、FCC、ROHS、WEEE、KC認証を取得している。

FreeScan UE Pro

スキャンデータは「Geomagic Control X」、「Geomagic Design X」、「Verisurf Inspect」といった主要なソフトウェアにワンクリックでインポート可能で、ワークフローを効率化できる。ソフトウェア更新時の通知機能やOTAアップデートにも対応する。

「フォトグラメトリーは大型物体の3Dスキャンにおいて重要な役割を果たしており、高い精度を保証する。当社は、FreeScan UE Proでレーザーとフォトグラメトリーの力を融合させており、大規模な3D検査やリバースエンジニアリングに適した、非常に効率的なオールインワンソリューションを提供している」と、同社の工業製品プロジェクトマネージャーであるSunny Wong氏は説明する。

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