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モバイルバッテリーで動く——ポータブルな光造形方式3Dプリンター「TinyMaker」

手のひらサイズの光造形方式3Dプリンター「TinyMaker」がKickstarterに登場し、開始5日で10万ドル(約1470万円)を超える資金調達に成功している。香港のスタートアップによるオープンソースプロジェクトで、手頃な価格で誰もが簡単に扱える3Dプリンターの提供を目指す。

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TinyMakerは、片手で簡単に持ち運びができ、場所や時間に制約されないコンパクトかつ軽量な3Dプリンター。ビルドプレートを上昇させながら造形するボトムアップ方式を採用しており、本体カバーは透明なため造形プロセスを確認できる。

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ビルドプレートはひとつのネジで固定されており、レジンタンクまで下げてネジを締め直すだけでレベリングが可能。フルメタルデザインで多様なレジンに対応でき、レジンタンクのケースはガスケットでシーリングするため、レジンの流出や臭い漏れを防ぐ。

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本体サイズは100×115×155mmで重さは600g。最大造形サイズは30.6×40.8×60mmで解像度は240×320、レイヤーの高さは0.05か0.1mmだ。サードパーティ製レジンに対応し、データ入力はMincro SDカードを使う。入力電圧は5V(2A)で消費電力は6Wと小さく、モバイルバッテリーで動作可能だ。ソフトウェアはChitubox、PrusaSlicerに、OSはWindows、Mac、Linuxに対応する。

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TinyMakerは、今なら数量限定の早割価格109ドル(約1万5000円)で入手でき、通常30ドル(約4200円)の洗浄/硬化ステーションが無料で付属する。2022年11月の出荷を予定しており、日本へのおおよその送料は20ドル(約2800円)になる。

TinyMakerは、2022年11月19日までクラウドファンディングを実施中。11月14日時点で、7万8500香港ドル(約139万円)の目標額を大きく上回る約140万香港ドル(約2500万円)を集めている。

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