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建ロボテックが建設資材搬送ロボット「運搬トモロボ」を開発

建ロボテックが、建設現場での作業員の資材運搬作業を軽減する「運搬トモロボ」を開発した。

運搬トモロボは、仮設レールを設置することで、段差や開口部などが存在する現場の不整地でも走行可能だ。仮設レールは軽量かつ強固なトラス形状を採用。約4mのユニットをジョイントしていくことで容易に設置できる。

搬送用の台車を交換すれば、鉄筋やブロック、セメント袋、ミキサー機、木材、鉄骨などのさまざまな資材の搬送が可能だ。ロボット本体は、外形寸法600×670×380mmと軽自動車のトランクに収納できる程度の大きさで、重量は25kgと足場上でも容易に運ぶことができる重さだ。

ロボット本体は、1回6時間の充電で約8時間以上の稼働が可能だ。人や障害物に接触した場合には非常停止したり、また、前進方向にライトが点灯したりするなど、安全性も考慮されている。搬送可能重量は500kgで、搬送速度は毎秒350mm。登坂能力は10%だ。

この技術は、ほぼ全ての建設現場において必要となる資材運搬作業を軽減することで作業員の負荷を軽減し、作業環境や生産性を改善することを目的に開発された。同社では今後は運搬トモロボの試験運用を重ねた後に、建設現場向けにサービスを提供する予定だ。

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