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イベントレポート:Maker Faire Shenzhen 2015 by Julie Watai

Julie WataiがMaker Faire深圳に参加! 何でもありの創客(メイカーズ)にチャイナパワーを見た!

中国は広東省深圳(シンセン)市。世界の工場と呼ばれ、玩具からコンピュータに至るまで、ありとあらゆるものが生産される世界的な工業地帯だ。近年のメイカーズブームにもいち早く反応。2015年6月19日から21日の3日間、昨年に続きMaker Faire深圳が開催された。そこに特別ゲストとして呼ばれたJulie Wataiさん。タレント、フォトグラファー、電子工作マニアと多彩な顔をもつマルチアーティストの目に、今回のイベントはどう映ったのだろうか?(撮影:Julie Watai、石川直美)

日本では絶対見られない中国的不可思議展示

——3日間にわたるMaker Faire深圳、お疲れさまでした。いかがでしたか?

Julie:たいへんな盛況で、熱気そのものは東京と変わりません。3日間で20万人近い来場者があったと聞いています。会場が広くて、人も適当に分散していたのでそんなに来ていたとは気づきませんでした。ただ、若干、日本とは来場者の層が違うかなと。 

会場は深圳市南山区にあるソフトウェアパークの一角。中心地から若干離れた新しい地区だ。 会場は深圳市南山区にあるソフトウェアパークの一角。中心地から若干離れた新しい地区だ。

——どのあたりの層が中心でしたか?

Julie:ファミリー層ですね。日本だとマニアが中心で、メイカーズの世界を知らない人は知り合いに連れられて参加する感じですが、深圳ではお父さん、お母さんが子ども連れて来ていました。入場は無料だったのでそれもあったと思います。来場者層を意識したのかエンターテインメントよりの作品が多かったのも特徴ですね。ペーパークラフトからDIY系の木工、電子工作から電気自動車や小型飛行機まで、ともかく、中国らしく雑多な印象です。 

会場の一角にある道路には、なぜか小型飛行機まで展示されていた。 会場の一角にある道路には、なぜか小型飛行機まで展示されていた。

——エンターテインメント寄りとのお話ですが、具体的にはどんなものがありましたか?

Julie:3Dプリンタや3Dプリントペン、二足歩行ロボットやドローンなどに人気があるのは日本と変わりません。ただ3Dプリンタのボディはなぜか、色付きのスケルトンが多くて。きれいで楽しいですが、あちらのセンスなのでしょうね。ロボットでは昨年発売された「RAPIRO」が人気のようで、あちこちのブースで見かけました。 

ブルー、ブラック、イエローと3色そろったスケルトン3Dプリンタ。 ブルー、ブラック、イエローと3色そろったスケルトン3Dプリンタ。
ドローンはここでも人気。実は専用のスペースもあるが、気にせずテイクオフ。 ドローンはここでも人気。実は専用のスペースもあるが、気にせずテイクオフ。

Julie:日本では絶対に見られない不思議なカートのサーキット場もありました。カートやドライバーの意匠はパッと見るとパテント的に「アウト」といった感じ。顔の部分は来場者をスキャンして3Dでプリントしています。ちょっと不気味です。これを乗せてみんなでレースするという企画らしくて、子どもには大受けでした。わけがわからない、カオスな感じもここでは許されちゃうのかな、と思いました。

コントローラーを片手に夢中の少年。 コントローラーを片手に夢中の少年。
カートはこんな感じ。デザイン的にやってはいけないのでしょうが、これもお国柄? カートはこんな感じ。デザイン的にやってはいけないのでしょうが、これもお国柄?

——写真を見ると、どのブースも外ですね。中国には連なる屋台でファミリーが食べ物やショッピングを楽しむ夜市の文化がありますが、そんな感じですか?

Julie:雰囲気は近いのかもしれません。天井のついた屋外ストリートが何本かあって、そこに200以上のブースが軒を連ねていました。ただ外なので暑さには参りました。湿気が高くて日本の真夏の炎天下のよう。緯度からすれば、沖縄よりはるか南ですから当然ですけど。おなじみの外骨格スーツ「スケルトニクス」のチームも日本から来ていて注目を集めていましたが、日差しがきつくてスタッフの方は汗だく。かわいそうでした。 

メンテナンス中のスケルトニクス。天井からはテントでは防げないほど日がさんさん。 メンテナンス中のスケルトニクス。天井からはテントでは防げないほど日がさんさん。

暑さの中をがんばるメイカーたち。ほかにどんなブースがあったのだろうか?

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