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イベントレポート:Maker Faire Shenzhen 2015 by Julie Watai

Julie WataiがMaker Faire深圳に参加! 何でもありの創客(メイカーズ)にチャイナパワーを見た!

盛況だった講演。残念だった運営。

——講演はいかがでした?

Julie:2日目の午後、室内の別会場だったのですが、200人以上が入れる施設で盛況でした。予約制にも関わらず、100人以上来てくれました。主に写真作品の紹介やそこに登場する電子工作やテクノロジーの解説を英語でやりました。 

スクリーンに合わせて英語でスピーチ。参加者の反応も上々。 スクリーンに合わせて英語でスピーチ。参加者の反応も上々。

Julie:20分ぐらいとはいえ、特に司会者などもなく、ひとりで全部やりましたから、うまく意図が伝わったかどうか。ファービー人形のサーキットベンディング(音の出る楽器や玩具を改造してさまざまな音を出したり演奏したりすること)のビデオを流したときにはしっかり笑ってもらえましたけど。

Julie:全体的に手応えはありましたね。でも残念だったのは、講演開始時間が早まって、定刻に来たお客さんが私のスピーチを聞けなかったこと。私の前のスピーカーにひとりキャンセルが出たからとスタートを早められてしまって。前日のスピーチが全体的に押していたらしく、それを懸念しての判断かもしれません。でも「スピーチを聞けなくて残念だったよ」とわざわざブースに来てくれた方が何人かいたのは、逆にとてもうれしかったです。

チャイナパワーに元気をもらう

——ほかに気になったブースとか、ありましたか?

Julie:ブースではないですが、会場には大きなMakeのキャラクターが置かれたり、アイコンになるようなロボットのオブジェがあったり。目立っていましたね。こういうところにはお金をかけるんだな、と思いました。 

Maker Faireキャラクターの巨大オブジェ。会場の中心にそびえ立つ。 Maker Faireキャラクターの巨大オブジェ。会場の中心にそびえ立つ。

Julie:他にクリスマスツリーに液晶パネルのオーナメントを吊るす作品を展示しているブースがあったのですが、面白かったですね。マイコンで制御していろんな画像を流すのですか、「なんだこりゃ」感が半端ない。マッドな感じがウケちゃいました。

クリスマスツリーを基板と液晶、LEDで大雑把に飾り付け。何がしたいのか、いまいち不明。 クリスマスツリーを基板と液晶、LEDで大雑把に飾り付け。何がしたいのか、いまいち不明。

——賞をもらったとお聞きしましたが?

Julie:話題のブースということで、Maker Faire賞をいただきました。全ブースで10店だけ受賞できるものです。運営スタッフの投票で決まるそうです。あとからスタッフの女の子たちが来て「1票入れました」と教えてくれました。アメリカのMaker Faireにもあるシステムだそうです。女の子といえば、スタッフに限らず、みんな元気で可愛かったですね。ブースを出している子も、見に来てる子も熱心ですし。やっぱり中国でもメイカーズ女子が増えているのかな。うれしい限りです。 

ここでもメイカーズ女子の勢いはとまらない。女の子たちと記念撮影。 ここでもメイカーズ女子の勢いはとまらない。女の子たちと記念撮影。

——最後に全体的な印象を聞かせてください。

Julie:中国は初めてだったのですが、人数が多くて熱気がすごい国だなと思いました。パワーで押されそうな感じでしたが、負けずにがんばりました。刺激もたくさん受けたし、チャンスがあればまたこういったイベントに参加してみたいと思います。 

Maker Faire賞受賞を知らせてくれた運営スタッフと。みんな明るく元気。 Maker Faire賞受賞を知らせてくれた運営スタッフと。みんな明るく元気。

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