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fabcrossエンジニア調査

R2-D2とC-3POは実現可能!? 日本のエンジニアにロボットについて聞いてみた

産業分野では主流となっているロボティクス、民生分野では医療・介護分野にパワードスーツが導入され、Googleがロボットベンチャーを次々と買収。全長4m、重量4tの二足歩行ロボット「クラタス」が話題になるなど、分野を問わずロボット開発が活況です。

そこでfabcrossは日本のエンジニア約500人にロボット開発についてアンケートを実施。実現可能なSFロボットから開発したいロボット、エンジニアとしてロボット化を推進したい分野から、逆にロボット化してほしくない分野などを尋ねました。

※最終ページで調査の全設問と回答結果のデータがダウンロードできます。

現在実現可能なSF・映画・アニメ作品のロボット1位は「スター・ウォーズ」のR2-D2

SF映画やアニメ作品に登場するロボットの中で実現可能なものとして第1位に上がったのはジョージ・ルーカス監督によるハリウッド映画の名作「スター・ウォーズ」のR2-D2。

主な理由としては

「複雑で高度な動作が必要とされず、既存の計算技術や運動能力だけで十分なため、コンピュータとAI技術次第で十分実現可能」

「センサや分析システムは現状の延長線にあると思う」

「移動方法や空間認識用のセンサは現在ある技術でも実現可能。ホログラム投影機能はグラフィックLCDで代替可能。問題は人工知能であるが、海外の医療現場では医者が席を離れることなく患者とコミュニケーションが取れるロボットが実際の病院で稼動している。このことから、すでに実用段階にあると考えている」

などと人工知能プログラム次第では既存の技術で実現可能だと答えるエンジニアが全体の24%を占めました。

第2位も同じくスター・ウォーズのC-3PO、第3位はテレビドラマ、ナイトライダーの「ナイト2000」で、いずれも人工知能以外の機能は実装段階にあるので、実現可能な時期に来ているという回答が多く寄せられました。

ちなみに今年実写映画化される「機動警察パトレイバー」のレイバーは6.8%のエンジニアが実現可能と回答しています。

ちなみに10年以内に実現可能なロボットの上位回答はこちら。 ちなみに10年以内に実現可能なロボットの上位回答はこちら。

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