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NEC、トゥルーワイヤレス型ヒアラブルデバイス「RN002 TW」の予約販売を開始

NECは、ヒアラブルデバイス「RN002 TW」の予約販売を2023年8月18日に開始した。

同製品は同社がフォスター電機と共同開発したトゥルーワイヤレス型ヒアラブルデバイスだ。2020年にMakuakeでクラウドファンディングを実施し、公開開始後2時間で目標金額(100万円)を達成、最終的に14倍以上となる1490万円を集めている。

従来から搭載していた耳音響認証や通話アクティブノイズキャンセリング機能、各種センサーに加え、生体情報(外耳孔表面温度、脈関連情報)を取得する機能を搭載しているのが特徴だ。

耳音響認証とは、人の耳の穴(外耳道)を含めた頭部の空間構造の個人差を利用した生体認証機能だ。イヤホン型の認証デバイスを用いて、耳穴に検査音を送出し、反射した音から個人性を測定するNEC独自の生体認証技術を用いており、音を聞くだけで個人認証ができるという他の生体認証とは異なる特徴を有している。オンライン会議などのデジタルサービスを利用する際に、IDやパスワードを入力しなくてもイヤホンを装着するだけで認証できる。

今回Amazonで予約販売するモデルでは、耳から生体情報を取得する機能も搭載しており、個人認証や音声会話以外での用途での活用も可能だ。

また、購入者がヒアラブルデバイスの各種機能を試せるサンプルアプリを提供し、ソースコードはGitHubにて公開予定だ。さらに購入者限定で、iOS/Androidアプリの開発を可能にするSDKも提供する。

Amazonで予約販売を行っており、価格は4万2800円だ(税込)。発売は2023年9月8日を予定している。

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