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最大5kmの長距離通信——Wi-Fi接続できるLoRa対応デバイス「Lo-Fi」

LPWA (Low Power Wide Area) の無線通信規格LoRa対応デバイス「Lo-Fi」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

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Lo-Fiは、Wi-Fi/Bluetooth接続をサポートする無線通信モジュール「ESP32-S3-WROOM-1」とLoRaモジュールを搭載し、最大5km離れたデバイスとの通信が可能なデバイス。Wi-Fi接続により、IoTエコシステムとのシームレスな統合が可能。土壌の水分や温湿度をモニタリングするスマート農業や、空気や水の質、天候を監視する環境モニタリング、ホームオートメーションといったIoTアプリケーションの構築を支援する。

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小型の基板には他にも、SMAアンテナ、USB Type-Cポート、1.14TFTディスプレイ、ブートボタン、リセットボタン、バッテリーコネクター、ブザー、プログラマブルボタン×2、GPIOピンを搭載する。最大送信電力160mWはソフトウェアで複数のレベルに調整でき、弱い電波でも検知して受信できる高い受信感度を備える。

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同じく最大5kmの長距離通信が可能な「USB LoRa」ドングルと「USB Type C LoRa」ドングルも提供する。Raspberry PiなどのSBCやPC、ラップトップのUSBに直接差し込むだけで、容易にIoT LoRaゲートウェイを作成できる。

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Lo-Fiは40ポンド(約7400円)、USB LoRa/USB Type C LoRaドングルは18ポンド(約3300円)で入手できる。いずれも免許不要のISMバンドである433MHz/868MHz/915MHzをサポートするが、国内での使用周波数帯の選択については確認が必要だ。

出荷は2023年11月を予定しており、日本への送料はいずれも14ポンド(約2600円)だ。2023年9月9日までクラウドファンディングを実施し、9月5日時点で目標額の500ポンド(約9万円)を大きく上回る約1万ポンド(約180万円)を集めている。

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