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ストラタシス、靴の生産工程にアディティブマニュファクチャリングを導入し、二酸化炭素の排出量を削減する研究結果を発表

ストラタシスは2023年11月2日、靴の生産工程において、素材を積層させて作成するアディティブマニュファクチャリングを導入することで、二酸化炭素排出量の削減と資源節約につながるとした調査結果を発表した。

この報告書は、アディティブマニュファクチャリング・グリーントレード協会(AMGTA)とストラタシス、ダイローン・ボンド・ファクトリー(イタリア)との1年にわたるコラボレーションの結果を紹介している。この調査はファッション業界におけるアディティブマニュファクチャリングの環境的利点を明らかにし、環境への影響を最小限に抑える製造プロセスを示すことを目的として実施された。

調査では、ストラタシスのPolyJet マテリアルジェットアプローチを用いたアディティブマニュファクチャリングを導入することで、従来の射出成形法と比較して二酸化炭素排出量を24.8%削減し、サプライチェーン全体で在庫材料を48%節約できる可能性が示された。アディティブマニュファクチャリングによる生産工程が二酸化炭素排出量の削減に加え、水の節約、エネルギー消費の削減、サプライチェーンの効率化につながると結論づけている。

また、J850 TechStyleを使用した水を使用しないプロセスは30万リットル以上の水を節約できる可能性をもつほか、電気エネルギー消費を64%以上削減できる可能性があることも示された。

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