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マーカーレスで4m級スキャン——日本3Dプリンター、統合3Dスキャナーシステム「FreeScan Trak Pro2」発売

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新製品 3Dスキャナ

日本3Dプリンターは、大型ワークへのマーカーレススキャンに対応したメトロジー3Dスキャナーシステム「FreeScan Trak Pro2」を発売した。

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FreeScan Trak Pro2は、高精度ハンディ3Dスキャナー「TE25」と、空間内ポジションを検知する「FreeTrak」からなる統合3Dスキャニングシステムだ。

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大型バー状のFreeTrakを設置し、TE25で対象物を3Dスキャンすることで、動的な追跡とマーカーレススキャンが可能だ。対象物にマーカーを貼り付ける必要がないため、作業時間を短縮して3Dスキャンをよりスムーズに行える。また、スキャン中に取得した点群をリアルタイム処理してメッシュ化するリアルタイムメッシュにより、内部計算時間やSTLデータのエクスポートを短縮する。

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クロススキャンモードでは、50本のブルークロスレーザーにより、毎秒最高307万ポイントの点群情報を取得して、光を吸収する黒色や反射のある対象物に対しても3Dスキャンが可能だ。ファインスキャンモードでは、7本の平行レーザーラインで、細部まで精細にスキャンする。

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ワークエリアの広いトラッカーシステムを利用して中型~大型の対象物への高精度3Dスキャンを行い、複数のトラッカーを使用したスキャン範囲の拡張が可能だ。

FreeScan Trak Pro2は、3D精度0.023mm、焦点距離300mm、被写体深度400mm、シングルスキャン範囲650×580mmだ。FreeTrakのサイズは1079×237×110mm、重量7.2kg。TE25のサイズは281×283×290mm、重量1.47kgだ。

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