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AI異常検知も備えた廉価な密閉型3Dプリンター「Centauri Carbon」登場

SK本舗は、ELEGOO製のFFF(熱溶融積層)方式の密閉型3Dプリンター「Centauri Carbon」のクラウドファンディングをGREEN FUNDINGで開始した。

同製品の特徴は密閉型エンクロージャーの採用だ。この構造により内部の保温性能が向上し、ABSなど高温加熱が必要なフィラメントによる造形が安定する。外気温の影響を受けにくいため、印刷品質と成功率が向上する他、低温環境下でのプリントも可能だ。

Centauri Carbonの造形サイズは256×256×256mmまで。X軸とY軸を同時に動作するCoreXY運動構造を採用しており、印刷速度は最大500mm/s、加速度は2万mm/s2だ。

ノズルは黄銅と硬化鋼を組み合わせて製作しており、60HRC以上の硬度で耐摩耗性を確保した。印刷流量も向上させている。熱端の最高温度は320℃まで対応する。対応材料は、PLA、PETG、ABS、TPU、カーボンファイバーなど。

インターフェースとしては、フルカラー4.3インチの静電容量式タッチスクリーンを備える。印刷時の補正用に自動レベリングとZ軸補正機能を搭載する。AIカメラによる異常検知機能も搭載されている。造形過程のタイムラプス動画も生成できるようになっている。

Centauri Carbonは、GREEN FUNDINGでSK本舗が起案者として、2025年2月16日までクラウドファンディング中だ。Centauri Carbonの一般販売価格が8万7400円であるところ、GREEN FUNDINGでは24%オフの6万6424円で購入できるプランなどを用意している(価格は全て税込)。

目標額50万円に対し、2025年1月24日時点で248万円以上を集めている。リターンの出荷は4月上旬以降を予定している。

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