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最大1200×2400×50mmを加工できる——ワイヤー吊り下げ式CNCルーターキット「Maslow4」

ワイヤー吊り下げ式CNCルーターキット「Maslow4」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

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Maslow4は、加工ユニットにDeWalt製ルーター「DWP611」を搭載し、4本の鋼鉄製ワイヤーで吊り下げて加工するCNCルーターキットだ。加工ユニットの重さと、ワイヤーの張力を利用してバランスをとるテンセグリティ構造を採用している。2016年に紹介した「Maslow CNC」を大幅にアップグレードしたモデルだ。

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加工ユニットには高出力のDCサーボモーターを4台と制御ボードを搭載し、各ワイヤーの張力をコントロールすることで、ルーターの正確な位置決めが可能。Z軸用にステッピングモーター2台を搭載し、最大1200×2400×50mmの加工ができる。

加工可能角度は0~75度、加工精度は±0.5mm、軸の最大移動速度(毎分)はXY軸が2500mm、Z軸が300mmとなっている。合板、プラスチックシート、石こうボード、アルミニウム板の加工ができ、オプションで集塵システムを提供する。

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前モデルではキャリブレーションが難しかったが、Maslow4にはセルフキャリブレーション機能を搭載。また、シンプルなユーザーインターフェースを介してデザインを転送できるなど、ユーザビリティの向上も図っている。本体との接続は、USB Type-CケーブルおよびWi-Fi/Bluetoothに対応する。OSはWindows、Linux、Mac、iOS、Androidを、ファームウェアはGRBL(Gコード)をサポートする。

Maslow4は、今なら数量限定早割価格525ドル(約7万6000円)で入手できる。キットには、DeWalt製ルーターDWP611は含まれていない。出荷は2024年2月の予定で、日本への送料は121ドル(約1万7700円)となっている。2023年9月1日までクラウドファンディングを実施しており、8月29日時点で19万7000ドル(約2880万円)の目標額を大きく上回る約78万ドル(約1億1420万円)を集めている。

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