新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Raspberry Pi公式タッチディスプレイとRaspberry Pi 3B+でAndroid Autoヘッドユニットを構築

Raspberry Piとエミュレーターを利用した自作のAndroid AutoヘッドユニットをRaspberry Pi公式ブログが紹介した。

このヘッドユニットは、車の年式によらず、車内でエンターテインメントスクリーンを利用できるようになることがメリットだ。ホルダーがRaspberry Pi公式の7インチタッチディスプレイにぴったりの大きさだったので、手持ちのパーツを使ってAndroid Autoヘッドユニットを作ることを思いついたという。

スマートフォンにインストールしたAndroid Autoアプリを起動すると、Raspberry Piで動作するエミュレーターソフト「OpenAuto」がAndroid Autoや対応アプリをタッチディスプレイに投影し表示する仕組みだ。

このヘッドユニットは、Raspberry Pi 3 Model B+、Raspberry Pi公式の7インチタッチパネルディスプレイ、収納ケース、USBピンマイクなどで構築されている。また、OpenAutoをセットアップしやすくするために開発されたLinuxディストリビューション「Crankshaft」を使用している。

Android Auto head unit powered by Raspberry Pi 3B+ and OpenAuto

GitHubで公開されているCrankshaftの導入ガイドによると、Android Autoアプリをインストールしたスマートフォン(Android 5.0以上)、microSDカード(4GB以上)、スマートフォンとRaspberry Piを接続するUSBケーブル、Raspberry Piおよびディスプレイを保持するマウントに、電源も必要だ。オーディオ接続にBluetoothを使用しない場合は、AUXソケット用オーディオケーブルも用意する必要がある。

Google音声アシスタントを使用する場合はマイクを実装する必要があるが、運転中に楽曲やラジオ局を切り替える操作を極力少なくするため、Raspberry Pi公式ブログは音声アシスタントの使用を推奨している。

掲示板型SNS「Reddit」では、車内の熱対策でRaspberry Piにヒートシンクかファンを実装しているかという質問も寄せられたが、作成者によると、ヘッドユニットを作成したのが冬だったので熱管理についてはまだテストできておらず、ヒートシンクは未実装だが今後変わる可能性はあるとのことだ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る