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アジアのMakers by 高須正和

アジアのMakers by 高須正和

ゲームの世界から飛び出そう——中国版学生ロボコン「RoboMaster」の狙い

ゲームの世界から飛び出そう——中国版学生ロボコン「RoboMaster」の狙い

DJIによる大規模なロボットコンテストRoboMasterは、2013年からパイロット版が行われ、2015年に第1回が行われてから9年目を迎える。2023年大会を、日本のロボコニストOBたちで構成されている次世代ロボットエンジニア支援機構Scrambleの方々と視察したところ、技術とカルチャーの両面で中国のロボコン界が大きく進化していることがうかがえた。

トピックス | 2023/10/24 06:30

アジアのMakers by 高須正和

M5Stack CEO ジミーが語る2023年計画「より広い範囲で、アイデアを簡単にプロトタイプできるように」

M5Stack CEO ジミーが語る2023年計画「より広い範囲で、アイデアを簡単にプロトタイプできるように」

2017年に最初の製品を発表したM5Stackシリーズは順調に売上を伸ばしている。2018年2月に国内販売開始して以来、日本は同社における世界シェア35%と最大の市場だ。 日本だけでなく世界全体でも売上は伸びている。開発に協力するエンジニアが増え、フルタイムの日本人社員も入社している。R&Dにおける日本のメイカーの存在感は、M5Stackの中でどんどん大きくなってきているのだ。

トピックス | 2023/07/04 06:30

アジアのMakers by 高須正和

メイカーとメーカーの連携 インスタコードaiwa版の狙い

メイカーとメーカーの連携 インスタコードaiwa版の狙い

ゆーいち(永田雄一)さんが発明した新しい楽器「InstaChord(インスタコード)」は、クラウドファンディングの成功後も売り上げを伸ばし、累計6000台以上を出荷している。個人メイカーが楽器としてきちんと使える製品を発明し、実際に売り続けていることは希少な成功例で、fabcrossでも何度も記事にしてきた。

トピックス | 2023/05/11 07:00

アジアのMakers by 高須正和

イノベーションのために「楽しさ」を取り戻す 国内企業メイカースペース対談

イノベーションのために「楽しさ」を取り戻す 国内企業メイカースペース対談

2023年2月24日、東芝のメイカースペース「Creative Circuit」を運営する衣斐秀聽(いび ひでき)さんの呼びかけで、ソニー 「Creative Lounge」の田中章愛(たなか あきちか)さん、リコー「つくる〜む海老名」を運営する本美勝史(ほんみ まさし)さん、デンソー「DEES Maker College(DMC)」の岡本強(おかもと つよし)さん各氏が集まり、企業内メイカースペ…

トピックス | 2023/03/28 07:00

アジアのMakers by 高須正和

日本で飛ばせるドローンを作ろう! M5StackのAtomFlyプロジェクト

日本で飛ばせるドローンを作ろう! M5StackのAtomFlyプロジェクト

画面やボタンなどが一体型になっていて、手軽に使えるマイコンボード「M5Stack」シリーズを開発/販売する、中国 深圳のM5Stack社は、毎週新製品を出すというすさまじいスピードでハードウェアを開発し、センサーや周辺機器を充実させていくことでも知られている。製品の中には、OEM案件や外部とのコラボレーションプロジェクトから生まれるものも多い。 こうしたコラボレーション事例の中で、注目のプロジェ…

トピックス | 2023/01/10 07:00

アジアのMakers by 高須正和

1500円のニセAirPodsを分解してわかった中国半導体産業の進化

1500円のニセAirPodsを分解してわかった中国半導体産業の進化

深圳のさまざまなメーカーが、Apple製ワイヤレスイヤフォン「AirPods」そっくりのニセモノを製造・販売している。 価格は安いもので1000円以下。2万7800円するホンモノと大きく違うが、Apple製品ときちんとペアリングする。こうしたニセAirPodsは総称して「华强北(ファーチャンベイ)」と呼ばれている。なお华强北とは、深圳にある世界最大級の電気街のことだ。 「华强北」はもちろんホン…

トピックス | 2022/09/01 07:00

アジアのMakers by 高須正和

オープンなISAはコンピューターの用途を広げる RISC-Vが広がる中国

オープンなISAはコンピューターの用途を広げる RISC-Vが広がる中国

インテル、NVIDIAなどの大手チップメーカーが相次いでRISC-Vへの注力を表明するなど、オープンソースのISA(CPU命令セット)であるRISC-Vへの期待はますます高まっている。 中国も例外ではないが、報道される姿と実際の用途はいささか異なる。

トピックス | 2022/07/05 07:00

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インダストリー分野へのシェアを広げつつあるM5Stack──工場のDXを促進する新製品たち

インダストリー分野へのシェアを広げつつあるM5Stack──工場のDXを促進する新製品たち

NHKの人気番組「クローズアップ現代+」の2021年10月20日放送回『ものづくり×AI』で次世代をリード 若き起業家たちの挑戦」の放映後、電子工作マニアの多い筆者のSNSタイムラインは、「あれもM5Stackだ!」「これも!」という声で溢れた。

トピックス | 2021/12/09 07:00

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使いたいものを自分で作れるなら、それが何よりの宝

使いたいものを自分で作れるなら、それが何よりの宝

中国深圳を中心に多くのハードウェアスタートアップと一緒に仕事をしていることから、学生を対象にしたものづくりコンテストやアイデアソンの審査員を務めることがある。その時に一番注目しているポイントは、「開発者が自分で使うつもりで、自分の欲しいものを作っているか」だ。プロダクト開発の場合、マーケットリサーチが成功につながるとは限らない。

トピックス | 2021/09/28 07:00

アジアのMakers by 高須正和

信頼できるハードウェアをゼロから作る “バニー”ファンの挑戦

信頼できるハードウェアをゼロから作る “バニー”ファンの挑戦

「ハードウェアハッカー」(拙訳、山形浩生監訳、2018年技術評論社刊)の著者で、Chunbyほかいくつものオープンソースハードウェアを手掛けているMITメディアラボのアンドリュー“バニー”ファンは、「信頼できて、毎日使えるハードウェア」として「Precursor」というプロジェクトを始めた。クラウドファンディングサイトのCrowdsupplyでは22万ドル(約2400万円)の目標に対して、40万ド…

トピックス | 2021/06/01 07:00

アジアのMakers by 高須正和

メイカーに人気のmyCobotは「デザインエンジニア」Joeyが考えたロボットアーム

メイカーに人気のmyCobotは「デザインエンジニア」Joeyが考えたロボットアーム

M5Stackシリーズをコントローラーに使用し、6軸、ROS(Robot Operating System)をサポートするなどの高機能なロボットアーム「myCobot」は、649ドル(約7万円)と機能のわりに安価なこともあり、海外の直販サイトで販売が始まると同時に日本のギークたちを惹きつけた。スイッチサイエンスを代理店とした国内での販売も近づいている。ロボットという製品の性質上、交換パーツが国内で…

トピックス | 2021/04/02 07:30

アジアのMakers by 高須正和

IoTプロトタイプのための新たなスタンダードになりつつある「M5Stack」

IoTプロトタイプのための新たなスタンダードになりつつある「M5Stack」

電子工作の代名詞となるような開発ボードといえば、いつもArduinoとRaspberry Piの名前が挙がる。その2つに迫る勢いで人気が急上昇している開発ボードが「M5Stack」だ。液晶ディスプレイ、ケース、バッテリーを備えたオールインワンの開発ボードとして、他社からもケース付きのボードが続々登場するほどのブームを起こしている。電子工作の新たなスタンダードになるかもしれない。これまでのM5Sta…

トピックス | 2020/10/02 07:30

アジアのMakers by 高須正和

Makerムーブメントで2015年に予想したことは、どれだけ当たったか

Makerムーブメントで2015年に予想したことは、どれだけ当たったか

2016年1月に「メイカーズのエコシステム」(インプレスR&D)を出版した。原稿はほぼ2015年に書いていた。そして2020年7月31日に「プロトタイプシティ 深センと世界的イノベーション」(共著、KADOKAWA)を出版する。 どちらの本も、出版の言い出しっぺは僕だが、全体はニコ技深センコミュニティという、僕とJENESISの藤岡さんが共同発起人になって始めたコミュニティで話し合って寄稿してもら…

トピックス | 2020/08/18 07:30

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クラウドファンディングで約8000万円を集めたインスタコードからMakerが学ぶべき点とは

クラウドファンディングで約8000万円を集めたインスタコードからMakerが学ぶべき点とは

「まったく新しいガジェットをゼロから作る」プロジェクトを個人が始めるのは、国内外どちらでもとても少なくなっている。その中でfabcrossでもレポートした楽器に挫折した人々を救う新楽器「インスタコード」のクラウドファンディングが約8000万円(79,391,746円)に到達して終了した。「目標金額がとても高く、しかも達成した」という点とオリジナリティの両方で注目すべき事例となった。筆者はプロジェク…

トピックス | 2020/08/10 07:30

アジアのMakers by 高須正和

分解は設計者との対話 楽しい分解のための5つのTips

分解は設計者との対話  楽しい分解のための5つのTips

5月21日、ハードウェア分解の愛好家を集めてそれぞれの経験をシェアするために開催されたオンラインイベント「分解のススメ」は150人を超える参加者を集めた。イベントの実況をまとめたTogetterも好調だ。イベントのアーカイブ録画も公開されているが、本記事ではイベント内での発表からまとめた、分解を楽しむための5つのTipsを紹介しよう。

トピックス | 2020/06/08 07:30

アジアのMakers by 高須正和

20万台のマイコンボードを配布したタイ政府と、プログラミング教育のジレンマ

20万台のマイコンボードを配布したタイ政府と、プログラミング教育のジレンマ

プログラミング教育はどの国でも大きなテーマになっているなかで、タイは大きな投資を行った。イギリスの公共放送局BBCが中心となって開発した「micro:bit」の例にならい、自国でプログラミング教育用のマイコンボードを開発し、全国の中学・高校に20万台を配布した。 一方で、そうしたプログラミング教育を教育全体のどこに位置づけるか、トレンドの移り変わりにどう対応するかなど、課題も多い。

トピックス | 2020/06/05 07:30

アジアのMakers by 高須正和

メイカースペースのビジネスモデル バブル期を越えて

メイカースペースのビジネスモデル バブル期を越えて

メイカームーブメントを取り巻く状況は、毎年大きく変わっている。2019年にアメリカのMaker Faireを主催してきたMaker Mediaが経営破綻し、今年2020年に赤坂のTechShop Tokyoの終了が発表されたことから、「メイカームーブメント冬の時代、次のステージ」という声も聞く。

トピックス | 2020/04/23 08:00

アジアのMakers by 高須正和

バニーが語る「なぜハードウェアハッキングが好きか、そしてハードウェアハッカーになるためのガイド」

バニーが語る「なぜハードウェアハッキングが好きか、そしてハードウェアハッカーになるためのガイド」

「MIT+深圳プロジェクトの紹介」、「量産準備完了とはどういうことか」、「ハードウェアスタートアップを取り巻く製造以外の仕事、販売価格の決め方」と、3回にわたって伝えてきたMITメディアラボ+深圳プロジェクトのレポートもこれで締めくくりになる。最後に紹介するのは、このプロジェクトを主導するアンドリュー“バニー”ファンが「ハードウェアをハックすること」を語った講演だ。 彼の書籍「ハードウェアハッカー…

トピックス | 2020/03/25 07:30

アジアのMakers by 高須正和

「販売価格の決め方や、デザインと工場の間」バニー・ファンのMIT向け量産講義

「販売価格の決め方や、デザインと工場の間」バニー・ファンのMIT向け量産講義

HAXでの若手スタートアップやMITの研究者たちに向けて、メンターであるアンドリュー“バニー”ファンは“I can scale, Now What?”(俺は量産できるけど、それってなんだろうね?)というレクチャーを行った。工場と話す前の、デザイン、価格設定、輸送、そしてカスタマーサービスと、プロトタイプの製造そのものに長けた研究者が、実際にスタートアップとして製品を市場に出すときに必要な知識が詰ま…

トピックス | 2019/12/12 07:30

アジアのMakers by 高須正和

「量産準備完了」とはどういうことか

「量産準備完了」とはどういうことか

『ハードウェアハッカー』(技術評論社刊)の著者、アンドリュー“バニー”ファンが主導するMIT/東大のプロジェクト「Research at Scale」は、研究者を深セン/東莞の工場地帯で活動させることで、研究室のプロジェクトを大規模化する狙いがある。工学部の学生に向けてバニーが話した、「量産準備完了」とは。

トピックス | 2019/09/11 07:30

アジアのMakers by 高須正和

研究者と製造現場の間を埋める MITメディアラボのResearch at Scale

研究者と製造現場の間を埋める MITメディアラボのResearch at Scale

この連載でも何度か取りあげた「ハードウェアハッカー」(技術評論社刊)の著者、アンドリュー“バニー”ファンは、MITメディアラボの研究者でもある。彼は、MITの研究者を製造現場と連携させて研究の社会実装を後押しするプロジェクト、「Research at Scale」としての深セン/東莞合宿を2013年から主導している。スタートアップに向けたアドバイス、工場と研究者がコラボすることの可能性など、さまざ…

トピックス | 2019/09/02 07:30

アジアのMakers by 高須正和

目指すはオープンなAIプラットフォームの構築 深センSiPEEDの挑戦

目指すはオープンなAIプラットフォームの構築 深センSiPEEDの挑戦

特定の企業が開発しているのではない、オープンなCPU命令セットであるRISC-Vが、新しいIoTの開発が多く、貿易紛争の影響で他国の企業が独占的に提供する命令セットを使うことに懸念が生じてきた中国で盛り上がっている。アリババやXiaomi傘下の企業がそれぞれRISC-Vベースのチップ開発を発表する中、昨年2018年末に起業したばかりの新しいスタートアップから、RISC-Vを採用したAI開発ボードが…

トピックス | 2019/08/27 07:30

アジアのMakers by 高須正和

「企業内メイカースペースは、社内外の垣根を越え、つながりを作る」Microsoft、Googleの取り組み

「企業内メイカースペースは、社内外の垣根を越え、つながりを作る」Microsoft、Googleの取り組み

シリコンバレーのサンマテオで行われている世界最大のMaker Faire「Maker Faire Bay Area」。今年は2019年5月17~19日の日程で開かれ、18日にはMicrosoftとGoogleそれぞれのメイカースペース担当者が自らの試みを発表するセッション「企業内メイカースペース(Inside Corporate Maker Spaces)」が行われた。シリコンバレーに研究施設や本…

トピックス | 2019/07/09 07:30

アジアのMakers by 高須正和

デザイナーが設計した振る舞いで、AIがコンテンツを作る——アリババの試み

デザイナーが設計した振る舞いで、AIがコンテンツを作る——アリババの試み

2019年3月7日~17日、アメリカのテキサス州オースティンで開かれたカルチャーフェス「SXSW」(サウス・バイ・サウス・ウェスト)において、中国でECサイトを運営するアリババのポール・フー博士は、「AIがコンテンツを自動生成する前提のUIデザイン」について語った。パソコンに比べ画面の小さいスマホや、そもそも画面の存在しない対面での利用者に対しては、パソコンよりも場面に合ったインターフェースを用意…

トピックス | 2019/05/24 07:30

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アジアのMakers by 高須正和

製品に最適な統合カスタムチップをオンデマンドで安価に作るスタートアップ、zGlue

製品に最適な統合カスタムチップをオンデマンドで安価に作るスタートアップ、zGlue

モデム、CPU、メモリーなどの複数の機能を統合したSoC(System on Chip)は最近のIoT機器に欠かせない。Qualcommの「Snapdragon」シリーズやMediaTekが投入する統合チップは、さまざまなスマートフォンが短期間で開発されるエコシステムの重要な一部だ。SoCそのものを作るのはこれまで大企業に限られた話だったが、そこを大衆化させるビジネスを手がけるベンチャーがzGlu…

トピックス | 2019/04/23 07:30

アジアのMakers by 高須正和

テストしづらい「製品名」をユーザーテストする

テストしづらい「製品名」をユーザーテストする

Facebookを見ているといくつもの製品広告が出てくる、僕は旅ばかりしているのでクラウドファンディング中のリュックの宣伝が多く出てくるが、どれもありふれていてクリックするのはまれだ。それでもクラウドファンディングで受け入れられるためには写真1枚と数行の名前で消費者に理解されなければならない。どうにかして事前に検証できないだろうか。

トピックス | 2019/04/16 07:30

アジアのMakers by 高須正和

中国メイカースペースバブルと崩壊後

中国メイカースペースバブルと崩壊後

今回の記事は、中国のメディアSIXTH TONEの記事Made in China: The Boom and Bust of Makerspacesの翻訳だ。中国では3年間、政府や投資家主導の巨大なメイカースペースバブルと崩壊があった。この記事では上海の夏を中心に、深センのYeとJi、そして僕が登場し、バブルと現状について語る。 中国人自身が自らのメディアで、1年以上の取材とたくさんの資料を引用…

トピックス | 2019/01/17 07:30

アジアのMakers by 高須正和

ムーアの法則とハードウェアスタートアップ——オープンソースハードウェアの時代はこれから来る

ムーアの法則とハードウェアスタートアップ——オープンソースハードウェアの時代はこれから来る

MITの「深センの男」であり、ハードウェアスタートアップアクセラレーターHAXのメンターでもある“バニー”ファンが自らの体験を語りつくした「ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険」(技術評論社)が2018年10月19日に発売された。fabcross読者の興味に合うテーマだと思われるので、書籍と連動した記事を3本連続で掲載する。 「18カ月ごとに半導体の集積度が倍になる」というム…

トピックス | 2018/11/08 07:30

アジアのMakers by 高須正和

エンジニアにだって権利がある 社会制度はイノベーションを加速させる

エンジニアにだって権利がある 社会制度はイノベーションを加速させる

MITの「深センの男」であり、ハードウェアスタートアップアクセラレータHAXのメンターでもある“バニー”ファンが自らの体験を語りつくした「ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険」(技術評論社)が2018年10月19日に発売された。fabcross読者の興味に合うテーマだと思われるので、書籍と連動した記事を3本連続で掲載する。 ハードウェアの設計開発が特許でがんじがらめになったの…

トピックス | 2018/11/01 07:30

アジアのMakers by 高須正和

ブートストラップ型の資金調達 ハードウェアベンチャーとキャッシュフロー

ブートストラップ型の資金調達 ハードウェアベンチャーとキャッシュフロー

MITの「深センの男」であり、ハードウェアスタートアップアクセラレータHAXのメンターでもある“バニー”フアンが自らの体験を語りつくした「ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険」(技術評論社)が2018年10月19日に発刊され、fabcross読者の興味に合うテーマだと思われるので、書籍と連動した記事を3本連続で掲載する。 彼は2005年にハードウェアスタートアップの先駆けと言…

トピックス | 2018/10/19 07:30

アジアのMakers by 高須正和

タイ政府が教育にマイコンボードを大量採用 バンコクのGravitech

タイ政府が教育にマイコンボードを大量採用 バンコクのGravitech

僕はアジアを拠点にしはじめた2014年ごろから、年に数度タイを訪れている。2015年5月のMaker Faire深センには多くのタイ人が参加し、彼らは戻ってそれぞれMakerスペースの運営を始めた。政府も2016年ぐらいからMaker教育、STEMやロボティクスの教育に力を入れ始めた。

トピックス | 2018/10/15 09:30

アジアのMakers by 高須正和

教育を通じてコンピューティングの裾野を広げていく——小中学校の教師向け雑誌を発行するRaspberry Pi財団

教育を通じてコンピューティングの裾野を広げていく——小中学校の教師向け雑誌を発行するRaspberry Pi財団

より教育に向けた取り組みを強化していく 2018年の7月3日と4日、イギリス・ケンブリッジのダウニングカレッジ(ケンブリッジ大学の一部)で、Raspberry Pi財団の主催するリセラー向けイベントが開かれた。世界中から50人ほどの販売業者が集まり、スイッチサイエンスも招待されて、僕が参加した。僕の勤めるスイッチサイエンスは、Raspberry Pi財団と取引して、Raspberry Pi Ze…

トピックス | 2018/09/10 07:30

アジアのMakers by 高須正和

また英国がコンピューターの歴史を作るときが来た——「英国のMakerムーブメントは世界一」Raspberry Pi財団代表エベン・アプトンが語る

また英国がコンピューターの歴史を作るときが来た——「英国のMakerムーブメントは世界一」Raspberry Pi財団代表エベン・アプトンが語る

産業革命の国イギリスで、Maker向けの企業がとても元気だ。Raspberry PiがなければMakerムーブメントは成り立たないし、micro:bitはここ数年の大きなニュースのひとつといえる。Raspberry Pi財団のエベン・アプトン(写真中央)にインタビューしたところ、彼はイギリスのMakerムーブメントについてアツく語ってくれた。

トピックス | 2018/06/26 07:30

アジアのMakers by 高須正和

Maker Proのためのクラウドファンディング、Quickstater——個人や小チームが、フルタイムでなくホビーで始めるプロジェクトのために

Maker Proのためのクラウドファンディング、Quickstater——個人や小チームが、フルタイムでなくホビーで始めるプロジェクトのために

もともと映画の制作費を集めるために始まったKickstarterは、大きな社会現象になり、多くのスタートアップがここで勢いづくことになった。一方でレベルの上がったクラウドファンディングはプロフェッショナルの場所になり、もともとの理念だった「コミュニティに応援される同人プロジェクト」というキャラクターは薄くなった。Kickstarterは6月18日にQuickStarterという小規模プロジェクト促…

トピックス | 2018/06/19 10:30

アジアのMakers by 高須正和

海外スタートアップへのアポ取り3つのTips

海外スタートアップへのアポ取り3つのTips

僕は深センで「ニコ技深センコミュニティ・華強北オフィス」というコワーキングスペースを運営していて、アポイント依頼をよく受ける。また、「深センのスタートアップにアポイントのメールを送ったが帰ってこない」という相談をされることも多い。アポイントの取り方がそもそも間違っているものも、単純な改善策で済むものもある。こちらから依頼したこと、アポイントを受けたことの両面から見て、大事なことを3つの点で紹介する…

トピックス | 2018/05/01 07:30

アジアのMakers by 高須正和

スタートアップとは違う日本の「Maker Pro」4年で10倍近い伸び、そして世界へ

スタートアップとは違う日本の「Maker Pro」4年で10倍近い伸び、そして世界へ

失われた20年、大手製造業の品質偽装など、日本の製造業凋落が叫ばれて久しい。競って似たような記事を書くマスコミのせいもあるけど、多分に事実でもある。日経新聞には、日本のスタートアップも中国やアメリカに比べて元気がないという記事も載る。ところが、日本の「Maker」たちは元気で、彼らの生み出す市場規模はこの4年で10倍近くになり、今も拡大しつづけている。

トピックス | 2018/02/28 09:00

アジアのMakers by 高須正和

君が内向的なオタクであることはいちばん大事なことだ「世界ハッカースペースガイド」

君が内向的なオタクであることはいちばん大事なことだ「世界ハッカースペースガイド」

拙著「世界ハッカースペースガイド」(翔泳社)は、僕が2013年頃から数年に渡りアメリカ、アジア(台湾、中国、タイ、シンガポール)、ヨーロッパ(デンマーク、フランス)各地のハッカースペース、Makerスペースを訪ね、活動やプロジェクト、その国のMakerスペースのありかたを紹介している。 各国Makerスペースの連絡先やアポイント方法なども掲載している、あまり類書のない内容だ。

トピックス | 2018/02/07 09:00

アジアのMakers by 高須正和

タブレットの組み立て工インターンで見えたもの

タブレットの組み立て工インターンで見えたもの

深センの製造エコシステムを使って日本向け品質のICT製品を製造しているJENESIS。大手タクシーの日本交通で使用しているドライブレコーダーや、自社ブランドで供給しているイオンの格安スマホなど、数十人で操業しているとは思えない多様な製品を製造している。僕はその工場で2日間インターンとして働いてみた。この間、日本の法人向けに1400台のタブレットが部品から製品に組み立てられ、僕はそのいくつかの工程で…

トピックス | 2018/02/01 09:00

アジアのMakers by 高須正和

世界のお茶カルチャーを変える 台湾のお茶屋さん出身スタートアップTEAMOSA

世界のお茶カルチャーを変える 台湾のお茶屋さん出身スタートアップTEAMOSA

台湾でお茶屋を営む一家に生まれ、アメリカで化学を学んだアーヴァインは、システムエンジニアリングを学んだ姉とエレクトロニクスを学んだ義兄と一緒に、ハードウェアスタートアップTEAMOSAを起業した。「西洋人に、おいしいお茶の飲み方を伝えたい」と語るアーヴァインのプロダクトは、Makerムーブメントらしさに満ちている。

トピックス | 2017/12/18 09:00

アジアのMakers by 高須正和

海外Maker Faireへの出展ブーム 100人規模の日本人Makerが台湾や深センなどへ

海外Maker Faireへの出展ブーム 100人規模の日本人Makerが台湾や深センなどへ

11月に相次いで行われるMaker Faire Taipei(2017年11月3~5日)、Maker Faire Shenzhen(2017年11月10~12日)にはどちらも多くの日本人出展者が参加している。日本から距離が近く、一度参加した人がまわりを誘うこともあって、参加者は倍々で増え続けている。今回の台湾ではおそらく50人ほど、深センでは100人ほどの規模になり、それぞれ現地では大ミートアップ…

トピックス | 2017/11/06 11:45

アジアのMakers by 高須正和

ブランドロゴを貼るだけから共通パーツの製造まで 「世界の工場」に見る、製造業のグラデーション

ブランドロゴを貼るだけから共通パーツの製造まで 「世界の工場」に見る、製造業のグラデーション

ハードウェアを製造するためのビジネスが世界中から集まり、工場、検査会社、部品商社、倉庫や配送業などのハードウェア製造に必要な業種すべてがそろっていることから「ハードウェア開発のハリウッド」と呼ばれる中国・深セン。 魚料理が盛んな日本では同じ魚をハマチとブリなど成長段階で呼び分けるように、深センでは「作る」という作業が細分化されて多くの一次名詞がある。それは他に見られない多くの製造業のグラデーショ…

トピックス | 2017/09/26 09:00

アジアのMakers by 高須正和

光りものガジェット+パリピプレゼン+ライブハウスのイベントAkiParty(8月5日)が出展者募集中

光りものガジェット+パリピプレゼン+ライブハウスのイベントAkiParty(8月5日)が出展者募集中

ライブハウスに、LEDなどの光り物を持ち込んでクラブイベントを行うAkiPartyが、今年も8月5日(土)16:00-にライブハウスMOGRA秋葉原で行われる。今年はギャル+電子工作のユニットであるギャル電と連携して、よりDIYでカオスなイベントになる予定だ。

トピックス | 2017/08/01 08:00

アジアのMakers by 高須正和

日本から出展しやすい海外のMaker Faire ——国ごとに違うMaker Faireのキャラクター

日本から出展しやすい海外のMaker Faire ——国ごとに違うMaker Faireのキャラクター

8月にはMaker Faire Tokyoが開催されるが、この夏はアジア各国でもMaker Faireが行われている。アジアにはまだ「はじめてのMaker Faire」や、小さいイベントを盛り上げていこうとする途中の荒削りなMaker Faireがあり、東京とは違った魅力がある。Makeの世界は広い。今回は日本から出展しやすいアジアのMaker Faireを紹介する。

トピックス | 2017/07/03 08:00

アジアのMakers by 高須正和

コピーキングの異名を持つ中国の発明家「山寨王」の考える中華コピー対策

コピーキングの異名を持つ中国の発明家「山寨王」の考える中華コピー対策

クラウドファンディングで発表された新製品が、実際に出荷される前に中国で安価にコピーされてしまうことはよくある。中国ではそれを指して「山寨死(Shānzhài sǐ)」と呼ぶ。コピーされるのがあたりまえの中国の発明家達に、彼らのコピー対策と、中国で発明を続ける生き残り戦略についてインタビューした。

トピックス | 2017/05/31 08:00

アジアのMakers by 高須正和

失敗を恐れるシンガポール人気質を変えるSTEM教育

失敗を恐れるシンガポール人気質を変えるSTEM教育

厳しい受験戦争から「取り残されるのを恐れ、チャレンジしない気質」と呼ばれるシンガポール人。「テストをしない」「順位付けをしない」「かならず社会や産業に必要とされる」新しい形の教育システムで、そういった気質まで含めて国の形をアップデートしようとする試みが行われている。シンガポールサイエンスセンターの館長、メンリム博士にインタビューした。

トピックス | 2017/05/10 08:00

アジアのMakers by 高須正和

シンガポールでは10日間2万円で電波認証(いわゆる技適)が取れた

シンガポールでは10日間2万円で電波認証(いわゆる技適)が取れた

僕は先日、シンガポールでBluetoothの認証を取得した。かかったのは250シンガポールドル(2万円弱)、ゼロから調べ始めて、実際に許可を取るまでの期間は週末込みで10日間だった。次からは一瞬で、ゼロ円で新しい機器の認証が取得できる。このシステムはとても良くできていると思うのでレポートする。

トピックス | 2017/04/12 08:00

アジアのMakers by 高須正和

タイらしさ爆発、大人も子どもも楽しめるBangkok Mini Maker Faire 2017レポート

タイらしさ爆発、大人も子どもも楽しめるBangkok Mini Maker Faire 2017レポート

「微笑みの国」と呼ばれ日本人から人気の高いタイ。2017年で2回目になる「Bangkok Mini Maker Faire」は、昼過ぎから始まる/夜はパレードが行われるなど、シンボルマーク含めてキャラクターが立ったイベントとなった。遊び心に満ちた出展物が並んだ、バンコクのMaker Faireをレポートする。

トピックス | 2017/02/22 08:00

アジアのMakers by 高須正和

インド映画のように濃厚な喜びに満ちた、踊るMakerの祭——ムンバイMaker Mela 2017レポート

インド映画のように濃厚な喜びに満ちた、踊るMakerの祭——ムンバイMaker Mela 2017レポート

インドの大都市ムンバイにある工科大、K.J. Somaiya College Of Engineeringで開かれたDIYのイベント、Maker Mela 2017は2日間で5万人を集める巨大イベントになった。電子工作、絵画、服飾、エンジン、そしてダンスが詰まった、インド映画のように濃厚なMakerの祭りをレポートする。

トピックス | 2017/02/14 08:00

アジアのMakers by 高須正和

一緒に生きて食べ、踊って学ぶ——砂漠からアントレプレナーシップ ヴィガンアシュラム

一緒に生きて食べ、踊って学ぶ——砂漠からアントレプレナーシップ ヴィガンアシュラム

ヴィガンアシュラムはインドの農村にイノベーションをもたらすための研究所だ。ムンバイから150kmほど内陸に位置する半砂漠の村が、数億人の生活をアップデートするための研究活動を行っている。60人ほどがコミューンとして共に生き、作物や家畜を育てながら、新しいプロジェクトをいくつも生み出している。「一緒に生きて食べ、踊らないと学んだことにはならない」と研究所のDr.Yogeshは語る。ヴィガンアシュラム…

トピックス | 2017/02/08 08:00

アジアのMakers by 高須正和

「人がMakerになる場所」古都・成都で開かれた中国4カ所目のMaker Faire、Mini Maker Faire 成都 2016レポート

「人がMakerになる場所」古都・成都で開かれた中国4カ所目のMaker Faire、Mini Maker Faire 成都 2016レポート

三国志の蜀の都、諸葛孔明を祀る武候祠があり、パンダや麻婆豆腐といった名物でも有名な四川省の成都で「Mini Maker Faire 成都 2016」が開かれた。 2日間で11万人の来場者を集めて大成功したMaker Faireは、同じ中国の深センのMaker Faireがスタートアップ尽くしなのとは異なるカルチャーを感じた。さまざまなMaker文化を交錯させ、「人がMakerになる場所」となった…

トピックス | 2017/01/24 08:00

アジアのMakers by 高須正和

世界のベンチャーに対して見せた、日本製造業の可能性 —HWTrekのAsia Innovation Tour 世界のサプライチェーンレポート—

世界のベンチャーに対して見せた、日本製造業の可能性 —HWTrekのAsia Innovation Tour 世界のサプライチェーンレポート—

前回(量産サポート)、前々回(プロトタイピング環境)と深センのサプライチェーンを紹介したが、HWTrekのツアーはその後京都/大阪と続いた。日本にも海外から発注を受ける製造業者が、さまざまなスケールで存在する。HWTrekは京都/大阪について、「深センとは違うクオリティの製造業がある」と紹介した。世界のスタートアップが日本で見た製造業のクオリティを紹介する。

トピックス | 2017/01/19 08:00

アジアのMakers by 高須正和

世界の工場深センに見る、「製品化」を助けるサプライチェーン——HWTrekのAsia Innovation Tour 世界のサプライチェーンレポート

世界の工場深センに見る、「製品化」を助けるサプライチェーン——HWTrekのAsia Innovation Tour 世界のサプライチェーンレポート

HWTrekが深センのサプライチェーンをスタートアップに紹介するツアー。前回紹介したインキュベーション/試作から、今回はアイデアを実際に量産/製品化するうえで関わってくる製造業者を紹介する。大量生産のためには金型が必要になることはよく知られているが、プロトタイプと製品の間には検査や認証、箱詰めや検品/発送といった多くのサプライチェーンが必要になる。深センにはそのサプライチェーンが至近距離にすべてそ…

トピックス | 2016/12/27 08:00

アジアのMakers by 高須正和

世界の工場・深センのプロトタイピング環境——HWTrekのAsia Innovation Tour世界のサプライチェーンレポート

世界の工場・深センのプロトタイピング環境——HWTrekのAsia Innovation Tour世界のサプライチェーンレポート

台湾で創業したHWTrekは、中国語がネイティブでしゃべれて西欧のビジネスルールにも合わせられるという特性を生かして、世界のスタートアップと主に深センの製造業者をつなぐビジネスをしている。同社は製造業ネットワークをスタートアップに紹介するツアーを年に2回開催している。ツアーの様子と、サプライチェーンのうち試作や小ロット段階での製造業者を紹介する。

トピックス | 2016/12/26 08:00

アジアのMakers by 高須正和

世界で最もアジャイルな街の、アジャイルなMaker Faire Shenzhen 2016

世界で最もアジャイルな街の、アジャイルなMaker Faire Shenzhen 2016

この連載でも過去に何度か取り上げてきた、世界のハードウェアの中心地・中国の深センでは、アジア最大のMaker Faireが開かれる。2016年10月21~23日に予定されていた「Maker Faire Shenzhen 2016」は、大型台風の直撃により、本番2日前に日程が23~24日に変更になるという、前代未聞のMaker Faireとなった。

トピックス | 2016/11/18 08:00

アジアのMakers by 高須正和

深センの公板/公模 700円の粗悪アクションカメラに見るイノベーション

深センの公板/公模 700円の粗悪アクションカメラに見るイノベーション

「世界の工場」と呼ばれる中国の深センでは、アクションカメラや携帯電話が数百円程度で販売されている。経済大国となった中国はもう人件費の安さで勝負する国ではないにも関わらず、流行したガジェットの価格はどんどん下がるエコシステムが構築されている。今、そのエコシステムは世界のMakersに対して新たなムーブメントをもたらす可能性を示している。深センのエコシステムについてレポートする。

トピックス | 2016/09/22 08:00

アジアのMakers by 高須正和

シンガポールの国家戦略に組み込まれる Maker Faire Singapore 2016

シンガポールの国家戦略に組み込まれる Maker Faire Singapore 2016

東京23区ぐらいの大きさの国土しかない小国シンガポールは、東南アジアで最初のMaker Faireを開催し、現役の閣僚がMakeを楽しみMaker Faireに続々と来訪する、Makerの国でもある。国営機関であるScience Centre Singaporeが運営するMaker Faire Singaporeは、年々倍以上の規模に拡大し、「小さな国の大きなMaker Faire」を実現している…

トピックス | 2016/09/07 08:00

アジアのMakers by 高須正和

日本発で海外に広がるMaker向けクラブイベントAkiPartyとニコニコ技術部東京

日本発で海外に広がるMaker向けクラブイベントAkiPartyとニコニコ技術部東京

Maker Faire Tokyo 2016の終了直後から秋葉原のダンスクラブにて、クラブイベントと展示イベントを同時開催する形でニコニコ技術部の展示イベントNT東京が行われた。会場では、テクノロジーでウケを取りにいくニコニコ技術部ならではのインパクトの強い展示や、クラブイベントと同時開催ということでパーティー向けの工作など、通常のイベントでは見られない作品が見られ、新たなジャンルの誕生を感じさせ…

トピックス | 2016/08/16 08:00

アジアのMakers by 高須正和

Makerマインドの原点と最新形がここにある 世界最大のMaker Faire Bay Area 2016

Makerマインドの原点と最新形がここにある 世界最大のMaker Faire Bay Area 2016

世界のMaker Faireの元祖、アメリカ西海岸で行われるMaker Faire Bay Area 2016は、11周年となる今回、来場20万人を超える世界最大規模のMaker Faireとなった。恐らく面積も世界最大と思われる広大な空間の中に、多様なDIYが見られるMakerムーブメントの原点と、世界のMakerムーブメントの高まりを反映した最新形が見られた。DIYから始まり、今は「明日のMa…

トピックス | 2016/08/04 08:00

アジアのMakers by 高須正和

「台湾はいいぞ」日本からの参加も年々増える、台北のMaker Faire

「台湾はいいぞ」日本からの参加も年々増える、台北のMaker Faire

毎年、国内4カ所でDIYの祭典Maker Faireが開かれ、Makerムーブメントに沸く台湾。中でも例年5月に開催されている首都台北の「Maker Faire Taipei」は最も大きく、台湾全土から出展者が集まる。今年は会場を国立科学教育館に移し、さらに教育とMakeカルチャーの融合が見られた。日本からの出展者も多く参加した、Maker Faire Taipei 2016をレポートする。

トピックス | 2016/07/01 08:00

アジアのMakers by 高須正和

ロボティクス教育のための最後のピースを埋めるMakeblock

ロボティクス教育のための最後のピースを埋めるMakeblock

深センのShenzhen Maker Works Technologyは、誰でもロボティクスが学べるツール、21世紀の大人のためのレゴとして、Makeblockという製品を開発した。2012年に5人で創業した彼らは、2016年5月現在で社員200人を超える大手企業に急成長し、さらに子ども向けのロボティクス教育ツールを開発している。

トピックス | 2016/05/27 08:00

アジアのMakers by 高須正和

まだIoTを作ったことがない97%のために マレーシア+タイ+シンガポールのIoTベンチャーESPert

まだIoTを作ったことがない97%のために マレーシア+タイ+シンガポールのIoTベンチャーESPert

シンガポール、マレーシア、タイにゆかりを持つ東南アジアのベンチャー企業ESPert Pte.が、設立から半年でIoTのツールキット「ESPresso Lite」をローンチし、日本を含む各国で販売を始めた。マレーシア出身の元高校教師ウィリアムと、タイのソフトウェア企業社長ジミーが、シンガポールではじめた東南アジアのIoTビジネスをレポートする。

トピックス | 2016/05/12 08:00

アジアのMakers by 高須正和

手を動かし、組み合わせながら考えることがクリエイター、メイカーへの入り口になるTinkering Studio

手を動かし、組み合わせながら考えることがクリエイター、メイカーへの入り口になるTinkering Studio

2016年1月、シンガポールサイエンスセンターに、Tinkering Studioという施設が新しくできた。Tinkとはカン!っていう擬音で、Tinkering(ティンカリング)とはカンカン音を立てて物理的な工作、図工っぽいことをやることを指す。Tinkering Studioは今、Makerになるための入り口としてとても注目されている。

トピックス | 2016/03/14 08:00

アジアのMakers by 高須正和

大量生産でもDIYでもない、仲間内で頒布される「同人」ハードウェアが起こすイノベーション

大量生産でもDIYでもない、仲間内で頒布される「同人」ハードウェアが起こすイノベーション

僕は海外のMakerを日本に紹介したり、日本のMakerが海外のMaker Faireにまとめて出展するような「ニコニコ技術部輸出プロジェクト」をやっている。勤務先であるチームラボの仕事でシンガポールに在住していて、東南アジアのMakerイベントに行くことも多い。この連載では、そういう海外のMakerの活動を、アジアを中心に取り上げていく。

トピックス | 2016/02/23 08:00

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