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米ストラタシスのCEOが来日 日本市場に関して「教育分野に注力」

3Dプリンタメーカー最大手米ストラタシス日本法人のショールームが10月21日に東京・八丁堀にオープンした。これに合わせて米本社のデビッド・ライスCEOが来日し、記者発表会を行った。

発表会の中でライスCEOは最も成長している分野のひとつとして教育市場をとりあげ、1990年代には1台6万ドルほどした3Dプリンタが、廉価な製品の登場と、モデリングソフトの使い勝手が向上したことで、大学や高校だけでなく小学校にも普及していると説明した。 「学生の時から3Dプリンティングを学んだ世代は、社会人1年目から3Dプリンティングを活用して仕事をするだろう」と語った。

ストラタシスのデイビッド・ライスCEO

ストラタシスによると、同社のアジア全体の売り上げのうち40%を占める日本市場の中で、教育分野が25%のシェアを占めている。

この教育分野への取り組みとして、販売代理店の丸紅情報システムズを通じて、大学対抗のフォーミュラーカーレースにストラタシスの3Dプリンタで出力した部品を供給したり、高校生を対象とした3D CADプロダクトデザインコンテストの上位入賞作品を実際に出力して贈呈したりといった事例を紹介した。 

同社のジョナサン・ジャグロム アジア太平洋地域&日本担当ゼネラルマネージャーは「教育分野に3Dプリンティングを導入する事において、最も重要なのはイノベーションを起こすためのものづくりができること。学校に3Dプリンタが導入されることで、12歳~15歳の子供たちが学校でものを作り、家に持ち帰って家族に見せることができ、ものづくりに対するビジョンが広がり、将来のキャリアに繋がっていく。そういった事が実現できるのが3Dプリンタだ」と説明し、3Dプリンタが教育に与える影響が、将来の製造業に寄与する考えを示した。

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