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インタビューの記事一覧

失敗や未熟を全肯定——「技術力の低い人限定ロボコン」「雑に作る」石川大樹の生き方

失敗や未熟を全肯定——「技術力の低い人限定ロボコン」「雑に作る」石川大樹の生き方

読み物サイト「デイリーポータルZ」の編集・ライターの石川大樹(いしかわだいじゅ)さんは、工作の世界に新しい価値観を植え付けた。趣味の世界でも完成度や技術力への意識が高くなりがちな日本において、「ヘボい」「頭が悪い」「雑」であることを肯定的に捉える姿勢は、多様性を重視する現代社会にも通じるものがある。 石川さんが考案した技術力が低い人限定ロボコン(通称:へボコン)は、日本だけでなく海外にも飛び火。…

インタビュー | 2023/12/05 06:30

足立区の町工場発「端材」に命を吹き込む「チョコ・ザイ」がハンドメイド作家たちと出会った

足立区の町工場発「端材」に命を吹き込む「チョコ・ザイ」がハンドメイド作家たちと出会った

メーカーが製品や部品を製造する過程で必ず出る「端材」。寸法が余ったものや、作業の残りかす、規格に合わなかったものなどさまざまな端材がある。ものによっては製品となる部分より多いこともあるが、基本的にはすべて廃棄される。そんな端材に新たな価値を与え、蘇らせようとするのが「チョコ・ザイ」プロジェクトだ。(撮影:淺野義弘)

インタビュー | 2023/11/30 06:30

サウナは健康インフラ

医学博士が「ととのい値」が分かるサウナウォッチを開発した理由

医学博士が「ととのい値」が分かるサウナウォッチを開発した理由

ここ数年、サウナはブームとなり、愛好者は増えるばかりだ。彼らは「サウナー」と呼ばれ、サウナがもたらす心地良さを「ととのう」と表現する。「ととのう」とは科学的にどんな状態なのか? 体の中で何が起きているのか? デバイスを用いてその数値化を意図した医師がいる。がんゲノム医療の研究者にしてサウナ学会代表理事の医学博士 加藤 容崇(かとう やすたか)先生だ。 先生が自ら開発し、監修した「サウナウォッチ…

インタビュー | 2023/10/26 06:30

3DCGは彫刻の素材たり得るか——彫刻家・萩原亮が描く新たな「複製」のプロセスとかたち

3DCGは彫刻の素材たり得るか——彫刻家・萩原亮が描く新たな「複製」のプロセスとかたち

芸術作品を見たことがある、とはどういうことだろう。「モナ・リザ」の表情は誰もが思い浮かべられるが、油彩で描かれた実物を見たことがあるとは限らない。画家本人が描いたものと複製されたもの、写真に撮られてデータとなったもの——それらが全く違うと言い切れる根拠は、果たしてどこにあるのだろう。 3DCGや3Dプリンターを駆使する彫刻家、萩原亮(はぎわら りょう)の作品は、純粋な形や素材の表情と共に、現代に…

インタビュー | 2023/10/20 11:15

ChatGPTなど新技術で進化するキャラクターとの暮らし。召喚装置「Gatebox」が目指すもの

ChatGPTなど新技術で進化するキャラクターとの暮らし。召喚装置「Gatebox」が目指すもの

2016年12月、最初の予約販売を開始したその商品は、「キャラクターと暮らす世界を実現する」というコンセプトとともに、世界に衝撃を与えた。リリースから7年、量産化、他社との提携などを行いながら、進化を続けている。「好きだから作る」を極め、メイカーからハードウェアスタートアップへと成長したGateboxの代表取締役 武地実(たけちみのり)氏に話を聞いた。

インタビュー | 2023/09/12 06:30

「VRデバイスのスタンダードを作りたい」グローブでXR市場に挑む学生起業家・迫田大翔氏が語るVRハードウェアの未来

「VRデバイスのスタンダードを作りたい」グローブでXR市場に挑む学生起業家・迫田大翔氏が語るVRハードウェアの未来

VRから始まった仮想空間を利用する技術は、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)など枝分かれしながら進化し、XR(クロスリアリティ)の時代を迎えた。同時に仮想空間を構築するハードウェアにも注目が集まる。そんな中、国際見本市「CES 2023」で日本のスタートアップDiver-Xが開発したVRグローブがイノベーションアワードを受賞した。CEOの迫田大翔氏は現役の大学生。若き才能が開発し…

インタビュー | 2023/08/24 06:30

ミラノで評価された日本発3Dプリント家具——素材と向き合うデザイナー集団 「HONOKA」が混練するもの

ミラノで評価された日本発3Dプリント家具——素材と向き合うデザイナー集団 「HONOKA」が混練するもの

今春、驚きのあるニュースが飛び込んできた。イタリア ミラノで開催された「ミラノサローネ国際家具見本市 2023」において、35歳以下の若手デザイナーを対象とした「サローネサテリテ・アワード」で、日本発のチームによる3Dプリント家具シリーズがグランプリを受賞したのだ。「国際的若手デザイナーの登竜門」とも呼ばれるアワードで、500名を超える出展者の頂点に選ばれたという。

インタビュー | 2023/08/22 06:30

スマートロック「セサミ」で50万ユーザー、CANDY HOUSE JAPANが開く次の扉

スマートロック「セサミ」で50万ユーザー、CANDY HOUSE JAPANが開く次の扉

スマートフォンなどを介して鍵を開閉するスマートロック。民泊での導入など2015年ごろから日本でも一般消費者に認知され、コロナ禍による省人化やIoT製品の普及によりオフィスや店舗だけでなく、集合住宅や個人宅にも浸透しはじめている。 日本国内のスマートロック市場において、ユニークな戦略で50万ユーザーまで成長しているスタートアップがCANDY HOUSE JAPANだ。同社の個人向けスマートロック「…

インタビュー | 2023/07/06 06:30

振動で視覚障害者の歩行をサポートする「あしらせ」——ユーザーと共に作り上げる開発体制

振動で視覚障害者の歩行をサポートする「あしらせ」——ユーザーと共に作り上げる開発体制

単独で事故が起こる「歩行」はモビリティと言えるのではないか——そのような発想から、視覚障害者の単独歩行を支援するナビゲーションシステム「あしらせ」は生まれた。視覚障害者が街を歩く際に頼りにする耳を邪魔せず、靴に装着して、足の甲、横、かかとへの振動で道順を知らせるあしらせは、2023年1月から実施したクラウドファンディングで760万円近くの支援を集めた。ユーザーを、共にプロダクトを作り上げる“仲間”…

インタビュー | 2023/06/28 06:30

今度の週末は宇宙に行こう——有人気球で身近な宇宙遊覧を目指す北海道のスタートアップ「岩谷技研」

今度の週末は宇宙に行こう——有人気球で身近な宇宙遊覧を目指す北海道のスタートアップ「岩谷技研」

民間企業による宇宙開発が、世界的に盛んだ。日本人実業家がISSに滞在したニュースも記憶に新しいが、訓練や数十億円とも言われる参加費が必要で、「誰でも気軽に行ける」というほど、宇宙はまだ身近なものではない。ところが、気球に乗って宇宙を自分の目で見る「宇宙遊覧」の実現を目指す日本の企業がある。「宇宙旅行の民主化」を目標とする「OPEN UNIVERSE PROJECT」に取り組む、岩谷技研代表取締役 …

インタビュー | 2023/05/18 07:00

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