3Dプリント材料市場、当面はフォトポリマーと固形熱可塑性材料が大半を維持
2013/11/13 17:15
データリソースは2013年11月8日、IDTechExがプリンタ用の材料市場を調査・分析した英文調査レポート「3D印刷用材料の状況、将来性、市場予測2014-2025年:フォトポリマー、熱可塑性材料、粉末の価格、特性、計画 - 3D Printing Materials 2014-2025: Status, Opportunities, Market Forecasts」を発売したと発表した。同社はIDTechExの日本販売代理店だ。
同レポートでは、2025年までの3Dプリンタ用材料市場を予測。3Dプリントの技術や材料、開発中の材料、材料ごとの予測に加えて、主要企業へのインタビューに基づく分析結果や解説を掲載している。
3Dプリンタの材料としては、フォトポリマー、固形熱可塑性材料、粉末状熱可塑性材料、金属粉、粉体層積層インクジェット粉末の5種に分類して調査。現在はフォトポリマーが56%、固形熱可塑性材料が40%を占めるが、今後もその割合いに大きな変化はないとみている。
ただし、3Dプリンタの用途が、現在主流のプロトタイプ試作から最終製品の製作へとシフトするにつれて、他の材料も生産トン数は増えると予測。中でも、金属粉材料でもっとも成長が見込まれるとしている。