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デュアルノズルで高精細と高速印刷を両立した3Dプリンタが資金調達開始

Kickstarterにまた新しい3Dプリンタプロジェクトが登場した。イギリスのC Enterpriseが資金募集を開始した「Robox」は、独自のデュアルノズルヘッドシステムを搭載し、高精細な仕上がりとプリント時間の大幅短縮が特徴。2013年11月20日の開始から1週間足らずで目標額10万ポンド(約1650万円)の9割を調達している。

Roboxは材料にフィラメント素材を使うFDM方式のデスクトップ3Dプリンタだ。0.3mm径と0.8mm径の2つのノズルを持つプリントヘッドは、高精細が必要な部分では0.3mmノズル、そうでない部分では0.8mmノズルでプリントすることで、高精細な仕上がりと同クラスのほかのプリンタと比較して最大3倍というプリント速度を可能にした。

最大プリントサイズは210×150×100mm、最小積層ピッチは20μm、フィラメント素材はPLA、ABS、HIPS、Nylon、PC、PVAに対応する。制御ソフトウェアはオリジナルの「Robox AutoMaker」で、OSはWindows/MacOS/Linuxをサポートする。

Roboxは2014年1月から生産を開始し、同年3月からは量産を開始する予定。Kickstarterでは700ポンド(約11万5000円)出資すると量産版Roboxが入手できる(日本への送料が20ポンド必要)。市販価格は849ポンドの予定。 

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