日本の現役エンジニアの3Dプリンタ利用経験は8%——fabcross調査
2013/12/19 11:00
fabcrossではインターネット調査会社を利用して、日本国内のエンジニア500人を対象に3Dプリンタの認知・利用動向について調査した。 その結果、3Dプリンタの認知率は95%と高い一方で、利用経験は8%にとどまることがわかった。
利用経験のうち、約92%が「仕事用や業務用として使った事がある」と回答。個人での利用は1.6%と低い水準だ。
全体の92%を占める3Dプリンタの利用経験が無いエンジニアのうち、約76%が「使ってみたい」「やや使ってみたい」と回答、用途としては「模型・プラモ(約46%)」や「インテリア(約45%)」など個人の趣味に関するものに集中しており、仕事ではなく個人分野での利用イメージが大部分を占める結果となった。
3Dプリンタの購入意向としては「購入したい」と回答した層は全体の27%にとどまった。購入したいと思わない理由としては、本体や消耗品の価格の高さがそれぞれ上位になったほか 「新しい商品なのでまだ買いどきではない」など新製品に対する不安が挙がるなど、興味はありながらも購入は躊躇している状況が見られた。
今回の調査はfabcrossが独自に企画し、インテージがインターネットによる調査を実施。製造業に従事する5分野(電気・電子、機械、化学、マイコンシステム、情報処理)のエンジニアを対象に534名からの回答が得られた。