米3D Systems、低価格フルカラー、陶磁器向け、食品向け3Dプリンタ発表
2014/01/10 11:30
米3D Systemsは、ネバダ州ラスベガスで開催されている家電製品見本市Consumer Electronics Show:CES 2014において、先に発表した3Dプリンタ「Cube」シリーズに続いて、2014年後半に発売を予定している低価格フルカラー3Dプリンタ「CubeJet」や陶磁器が出力できる「CeraJet」、食品材料が出力できる「ChefJet」を発表した。
「CubeJet」は中小企業やベンチャー企業、教育施設に向けたフルカラー出力が可能な3Dプリンタ。高性能でありながら、5000ドル(約52万4000円)以下とフルカラー3Dプリンタとしては低い価格が特徴。同社のColorJet Printing(CJP)技術により、フルカラーで写真のようなリアルさを再現できるという。
「CeraJet」は、陶磁器材料を出力できる3Dプリンタ。ColorJet Printing(CJP)技術により、食器、タイルやアートオブジェクトなどをこれまでにない複雑な形状で造形できるという。価格は1万ドル(約105万円)以下の見込み。
「ChefJet」は、食用材料を出力できる3Dプリンタで店舗のキッチンでの使用を想定した製品。1つの材料を最大203×203×152mmの大きさで出力できる「ChefJet」と、チョコレートやバニラ、ミント、リンゴなどの材料をフルカラーで最大254×355×203mmの大きさで出力できる「ChefJet Pro」の2モデルがある。
価格はChefJetが5000ドル(約52万4000円)以下、ChefJet Proが1万ドル(約105万円)以下の予定。
これらの製品は、いずれも2014年下半期に発売予定で、スペックの詳細は公開されていない。