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車載コンピュータに接続して走行履歴をスマホで表示できるオープンソースハードウェアが資金調達開始

乗用車に取り付けられている診断コンピュータに接続して詳しい走行履歴を記録できる、オープンソースベースの車載テレマティクス装置「Freematics」がクラウドファウンディングサイトKickstarterで資金調達を開始した。

現在、日本、米国、EUなどで販売されている乗用車には、加速度センサなどのデータやエンジンコントローラのデータを監視して異常を検知する「OBD-II」と呼ぶコンピュータ診断装置が搭載されている。Freematicsは、このOBD-IIのデータを読み出し、GPSなどの位置情報と組み合わせて、車両データを記録して解析したり、スマートフォンにデータを表示させたりできるハードウェアだ。

FreematicsはArduino互換のコントローラと、Bluetooth、マイクロSDソケット、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、GPS(オプション)などで構成される。Arduinoの統合開発環境でプログラミングもできる。データをBluetooth経由でリアルタイムに表示できるiOS/Androidアプリも用意する。

Kickstarterでの目標額は5万豪ドル(約460万円)。記事執筆時点では、9000豪ドル弱が集まっていた。現在、179豪ドル(約16500円)以上出資すると、GPSや6軸モーションセンサー、Bluetoothを含むフルオプションのFreematicsが一つ入手できる(日本への送料は5豪ドル)。資金調達に成功した場合の製品出荷時期は2014年5月の予定。 

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