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消費者が求める3Dプリンタは「シングルヘッド」「500~1000ドル」「より大きな造形サイズ」

大手3DプリンタメーカーのROBO 3Dが毎年実施している調査「Big 3D Printer Consumer Survey」を発表した。同調査にはアメリカの3Dプリンタ消費者400名が協力。「購入済みか今後購入したい製品」として、回答者の79.4%が「シングルヘッドの3Dプリンタ」を挙げ、60%が3Dプリンタ関連の購入費用を「500~1000ドル」にしたいと答えている。

同調査によると、回答者のうち女性が占める割合はわずか3.7%にすぎない。年齢別に見ると、21~29歳が28.7%、30~39歳が27.1%となり、20~30代が全体の6割弱を占めた。世帯年収については、45.7%が8万ドル以下だった。

「3Dプリンタに(今後)どんな機能を望んでいるか」と尋ねたところ、23.6%と最も多くの人が要望したのは「より大きな造形サイズ」。次いで「より高速な3Dプリンティング」(22.1%)、「1度に複数のマテリアルでプリンティングするために使用する押出ヘッド」(19.3%)、「マルチカラーの3Dプリンティング」(18.7%)といった要望が集まった。

また3Dプリンタの購入経路については、店頭に3Dプリンタのストックがないため、「オンライン」で購入するとの回答が69.4%を占めた。

ROBO 3Dのブライドン・モレノCEOは「3Dプリンタを本当にメインストリームに押し上げるためには、女性と若者層にアピールする必要がある」と指摘している。 

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