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ボンサイラボ、3Dプリンタ「BS01」にデュアルノズルモデル発売

ボンサイラボは、小型デスクトップ3Dプリンタ「BS01」シリーズに、2つのノズルを搭載して、2色または2種類の材料で造形できるデュアルノズルモデル「BS01 Dual」を発売した。

BS01は、ボンサイラボがSラボと共同開発してクラウドファンディングサイトで販売し、1000万円以上の資金を調達した国産のFDM方式3Dプリンタ。今回発表のBS01 Dualは、ヘッドに搭載したノズルを2つ増やし、1ヘッド2ノズルにすることで、同時に2種類の材料を使用できるようになった。2色で造形したり、一方のノズルをサポート材用にして造形品質を向上させたりできる。

BS01 Dualは外形サイズ250×250×270mmで、フレームには環境性に優れたMDF合板を採用、最大造形サイズは幅150×奥行き130×高さ100mm、推奨積層ピッチは100μm。ノズル径は標準0.4mm(最小0.2mm、最大0.5mm)。使用フィラメント材質はABSまたはPLA(モデルによって異なる)。対応OSはWindows 7/8/Mac OS X。対応ソフトウェアはRepetier Host、Slic3r。

BS01 Dualの価格は、PLAキットモデル11万9800円(税・送料込)、同完成版が12万9800円(税・送料込)、PLA/ABSキットモデルが12万9800円(税・送料込)、同完成版が13万9800円(税・送料込)。すでにBS01を持っているユーザー向けに、BS01 Dual相当にバージョンアップする追加キットを2万5800円(税込・送料別)で提供する。

BS01 Dualの提供開始に合わせて、BS01ユーザー向けのオプションメニューもはじまった。3Dプリンタの調整をする「リフレッシュプラン」1万円(税込)、組立てキットを購入したものの、完成していない、思うように造形できないユーザー向けの「リフレッシュプランα」1万5000円(税込)、筐体カラーを変更できるMDF着せ替えプラン1万7300円(税込)がある。

さらに、フィラメントメーカーの米JF Polymers(ブランド名:Polymakr)と業務提携を結んだ。Webサイトをリニューアルして3Dプリンタ関連の商品のセレクトショップ「ボンサイセレクション」も開設した。

ボンサイセレクションでは、Polymakrブランドの高品質PLAフィラメントを扱う。ボンサイラボ・オリジナル・スプールとして、「PolyPlusPLA」(全11色)、ABSよりも高い強度を持つ「PolyMaxPLA」(白)、柔軟性のある3Dプリント造型が可能なフレキシブル素材の「PolyFlex」(白)の3種類(500gスプール)を8月以降販売する。価格は2760円(税込)から。フィラメントは1kgサイズが一般的だが、使い切れないユーザーもいるため、日本独自の商品として500gスプールを発売することにしたという。従来の750gスプール(3450円~)も取り扱う。 

※写真は製品イメージ。実際のBS01 Dualの筐体はMDF合板製。

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