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米Proto-pasta、磁石に付く鉄入りとステンレス入りのフィラメント開発

米国のフィラメントメーカーのProto-pastaが、金属素材入りのPLAフィラメント2種を2015年初めに発売する。FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタで造型でき、プラスチック素材でありながら金属感のある仕上がりになるという。

ひとつはステンレス鋼、もうひとつは磁石に付く鉄をそれぞれPLA樹脂に配合したものとなっている。PLAは生分解性を持つプラスチック素材で、環境にやさしい素材として注目されてきたが、3Dプリンタ用のフィラメント素材としてはさまざまな欠点があった。そのためPLAをベースにして他の素材を粉末状にして配合することで、こうした欠点を補おうとする開発が行われるようになった。今回発売されるフィラメントはまさしくその一例だ。

ステンレス鋼入りのPLAフィラメントは、研磨やブラッシングによって金属光沢を出すことができる。仕上げ加工なしだと鋳物のような雰囲気になる。一方、鉄入りのPLAフィラメントを使えば、造形されたオブジェクトには磁石が付く。しばらく放置しておけば、サビで覆われたアンティーク調の外見になるという。

どちらのPLAフィラメントも予約は始まっているが、実際に発売されるのは2015年に入ってからになる。

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