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18カ国から応募の「ダイソンアワード2014」日本人が2年連続準優勝

イギリスの家電メーカー、ダイソンが提携しているJames Dyson Foundationによる国際デザインコンテスト「ジェームズ ダイソン アワード 2014」の国際選考で、準優勝となった障害者向け移動支援機器「Qolo」と、国内選考で上位入賞した4作品の表彰式が、2014年12月2日ダイソンショールーム(東京都千代田区)で行われた。
昨年の「handiii」に続き、同アワードの国際選考で日本人による作品が2年連続で準優勝に輝いた。

「ジェームズ ダイソン アワード」は「日常の問題を解決する作品」をテーマに、毎年開催されているデザインアワードで、応募資格はイギリスの他、日本、韓国、オーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、シンガポール、ロシア、アメリカなど18カ国において、プロダクトデザインや工業デザイン、エンジニアリングを専攻する大学生と大学院生または卒業後4年以内の卒業生。

授賞式では表彰とあわせて、受賞者5組によるプレゼンテーションとデモンストレーションが披露された。 

国内選考最優秀賞と国際選考準優秀賞に輝いた筑波大学の江口洋丞氏と清谷勇亮氏(上)、足が不自由な人向けの移動支援機器「Qolo」の完成イメージの模型(下)。
外骨格によって起立と着席の動作を補助し、重心のかけ方に応じて立ったまま移動ができる。

桑沢デザイン研究所の菅原祥平氏と東京工業大学院の北野智士氏(上)、歩行アシスト機器の「Raplus」(下)。
既存のリハビリ装具の膝関節に装着することで、半分程度の力で歩行が可能になる。また計測された歩行データを共有することで、リハビリの効率化と利用者同士の繋がりを促進するWebサービスも検討しているという。

MITメディアラボの中垣拳氏(上)と描画デバイスの「COMP*PASS」(下)。
四角形や星形など、さまざまな図形を正確に描画できる、コンパスをモチーフにしたデバイス。

名古屋市立大の鶴見慎吾氏、島田達氏、狩野菖氏(上)と視覚障害者向けデバイス「DOTS」(下)。
上部に二重の円がデザインされており、内円の12個のボタンと外円の31個のボタンを使って、日付を登録した上で音声を録音することでスケジュールを記録できる機能と、音声を入力した後、特殊なタグが印刷されたシールを貼る事で、シールが貼られた物の情報を音声で記録できる機能を持つ音声メモ専用デバイス。

東京大学の新田慧氏(上)、樋口啓太氏、田所祐一氏によるHoverBall(下)。
球体の中にクアッドコプターを搭載したスポーツ用具で、ボールの軌道や球威をプログラム可能にすることで、新しいボールとプレーヤとのインタラクションやより多くの人が楽しめるボールゲームを実現できるという。

また昨年準優勝した「handiii」の開発チーム「exiii」が登壇し、現在開発中の「handiii」のデモンストレーションを披露した。

ジェームズダイソンアワード2014には世界18カ国から603作品の応募があり、日本からは25作品がエントリーした。上位20位に日本から4作品が入賞。日本人チームが2年連続で準優秀賞受賞となった。 

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