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3D Hubs 3Dプリンタトレンド11月版、プリンタ順位に変化あり

3Dプリンタ共有ネットワークサービスを世界展開する「3D Hubs」は、同サービスに登録された3Dプリンタに関する調査レポート(11月版)を発表した。fabcrossで取り上げた前回(10月版)同様、プリンタメーカー別シェアで上位のシェア微減が続いている。モデル別では新モデルが上位に上がってきている。

プリンタメーカー別、実使用数分布 プリンタメーカー別、実使用数分布

プリンタメーカー別シェアで見ると、1位Stratasysが全体の23.4%(10月比1.0ポイント減)、2位RepRapが18.6%(同0.6ポイント減)、3位Ultimakerが13.0%(同0.3ポイント減)、4位3D Systemsが7.4%(同0.3ポイント減)と少しずつ減少している。ここのところ続いている上位のシェア減少傾向は止まっていない。

プリンタモデル別、実使用数分布 プリンタモデル別、実使用数分布

3Dプリンタモデル別では、1位(前回1位)「Replicator 2」が9.2%(10月比0.3ポイント減)、2位(3位)「Prusa i3」が6.7%(変化なし)、3位(5位)「Ultimaker 2」6.6%(0.6ポイント増)、4位(2位)「Ultimaker 1」6.4%(0.9ポイント減)、5位(4位)「Replicator 2x」は5.7%(0.5ポイント減)、6位(6位)「RepRap」4.3%(0.4ポイント減)と続いている。ここ数カ月Ultimaker 2がシェアを伸ばす一方、Ultimaker1はシェアを落としており、新機種への買い換えが起きているようだ。Replicator 2xの減少も同じ理由だろう。1位のReplicator 2に関しては新世代機と旧世代機で同じ名称のため区別されていないようで、新製品が伸びているかどうかは不明。

3D Hubsはオランダに本拠を持つ3Dプリンタ共有サービスで、所有者が自分の3Dプリンタを登録し、ユーザーは3D Hubsのサービス経由で、最寄りの3Dプリンタから出力できる。全世界でサービス展開しており、3Dプリンタ登録数は記事執筆時点で9740台に達している。 

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