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Formfutura、造型にもサポートにも使えるHIPSフィラメント発売

オランダのアムステルダムに本拠を置くFormfuturaは、HIPS(耐衝撃性ポリスチレン)フィラメント「EasyFil HIPS」を発売した。

HIPSフィラメントはABSフィラメントと同じようにプリントでき、溶剤のリモネンに溶けやすい性質を持つため、ABSで造型する場合のサポート材として利用されるが、造型材料としても優れた特徴を持つ。

また、HIPSは成形しやすさや強度の点ではABSに劣らず、ゆがみの出にくさではむしろHIPSに軍配が上がる。Formfuturaでは、ABSのサポート材としてだけでなく、ABSと併用して造形用としてもっと利用してもらいたいという願いから、EasyFil HIPSを開発したという。

EasyFil HIPSシリーズには、黒・白・赤・青・灰の全5色を用意している。マット仕上げの3Dオブジェクトが出力でき、アクリル塗料で色をつけることも簡単だ。アセトン蒸気で処理すると非常になめらかな表面に仕上げることもできる。1.75mm径と2.85mm径のフィラメント(重さはどちらも750g)があり、価格はそれぞれ28.95ユーロ(約4300円)となっている。 

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