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自分のスマホで3Dプリント——300ドル以下で買える光造形方式3Dプリンター「T3D」

スマートフォン/タブレットのLCDを光源に利用する3Dプリンター「T3D」がKickstarterに登場し、注目を集めている。

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T3Dは、スマートフォン/タブレットの液晶ディスプレイを利用して、LCD SLA(光造形)方式同様の構造を実現する3Dプリンターだ。ユーザーのデバイスを光学系に利用することで、低価格化を実現している。

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レジンには380~750nmの波長で硬化する専用フォトポリマーレジン(PMMA)を使用し、直接光を避ければ、一般的なSLA方式のように造形エリアをカバーしたり、暗室で造形する必要はないとしている。

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造形方法は、光源として利用するデバイス(Android/iOS対応)から専用アプリでクラウドサービスにアクセス、造形したい3Dモデル(STL/OBJ)を選択し、デバイスをバットの下にセットするだけだ。モデルデータはクラウド上でスライスされてPNGファイルとしてデバイスに転送され、レイヤーを重ねていく仕組みだ。

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また、クラウドのギャラリーにはすぐに利用可能な3Dモデルも用意し、造形物ごとに必要なレジンの使用量を自動計算してくれるため、必要最小限のレジンだけバットに流し込めばよいとしている。

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さらに、オプションで3個のバットをセットし、異なる色のレジンで造形するマルチカラーキット「M-Cube」を用意する。またM-Cubeは、スマートフォンを使ったフルカラー3Dスキャナーとしても利用できるという。

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本体寸法は255×194×182mm、重量は0.9kg。造形サイズは106×76×85mm(スマートフォン)、160×76×85mm(タブレット)で、対応するスマートフォンは最大6インチまでだ。Z軸解像度は15~100μmとなっている。

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予定販売価格は299ドル(約3万3600円)。Kickstarterでは219ドル(約2万4600円)で購入できるプランを用意しており、100mlのレジンが付属する。専用レジンのカラーはアンバーの他、レッド/グリーン/ブルー/ブラック/ホワイトなどを用意し、未開封での保管期限は1年間だ。20ドル(約2250円)からの追加送料で、日本への発送にも対応する。

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T3DはKickstarterにて10月29日までクラウドファンディング中だ。目標額3万5000ドル(約393万円)に対し、9月21日の時点で約8万ドル(約899万円)を集め、プロジェクトを達成している。発送は2018年3~4月の予定だ。

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