BL-02は、加速度（3軸）、ジャイロ（3軸）、地磁気（3軸）、気圧が計測できる10軸センサーとGPSによるデータ取得に加え、Bluetoothや無線LAN経由で外部のセンサーからの情報も収集するなどゲートウェイ的な利用もできるセンサーデバイスだ。

LTE通信に対応し、収集したデータは即座にクラウドにアップロードできる。クラウド上では、オプティムの「OPTiM Cloud IoT OS」と連携して、収集したデータの解析やAI分析にも対応する。Android OSを搭載しているので、Android用SDKを使ってエッジ処理用プログラムなどの開発も可能だ。

BL-02は汎用性が高いため、対象に携帯させるだけで人や物の位置や動線を把握して生産性を向上させたり、車の運行状況を把握して効率化を図るシステムの構築が可能だ。同社は、BL-02を核とした企業向けIoTサービスを展開し、オプティムやマルティスープ、バンプレコーダとパートナーシップを結んでAIを活用したデータ分析や行動センシング、路面状況管理ソリューションを提供する。

具体的には作業員に携帯させることでバイタル情報を収集したり、転倒検知などの労働状況の可視化などに利用したり、Androidアプリを開発して多言語翻訳機として使用した例も紹介されている。

プロセッサーはCortex-A7 1.1GHz（4コア）、プラットフォーム（OS）はAndroid 6.0、メインメモリが1GB、ストレージは8GBだ。LTE（B1／18／19）、IEEE 802.11 a／b／g／n準拠、Bluetooth4.1の各通信に対応し、サイズは約93.9×57.5×15.8mm、重量約102gで、防塵防水性能はIP65相当だ。

価格は開発サンプル提供価格が3万9800円（税別）だ。