Makerスペース「Nishiogi Place」、ものづくりベンチャーのプロジェクトマネージャー養成講座「Project Management Bootcamp」開催へ
2018/05/07 08:00
東京西荻窪のMakerスペース「Nishiogi Place」は、プロジェクト管理者の養成講座「Project Management Bootcamp(仮称)」を2018年夏に開始する予定だ。日米企業が共同で進めるものづくりベンチャーのプロジェクトマネジメントを担う人材を養成する。
同講座で養成するのは、米国のハードウェアベンチャー企業が日本の製造業者との間で、試作や小ロット生産のプロジェクトを管理、遂行できる人材だ。
具体的には、ハードウェアベンチャーをクライアントとしてクライアントの条件を満たす製造パートナーを選定したり、クライアントと製造パートナー間の意思疎通や進捗管理を行ったりと、プロジェクト全体に対してほぼ全ての権限を持つことのできる人材の養成を目指す。
プロジェクト管理に加えて、ベンチャー企業の知見を得るアントレプレナー教育や、日米間の商習慣や企業カルチャーの違いの理解、3Dプリンティングなどの最新技術習得などの講座を盛り込み、実践の場ですぐに生かせる内容となっている。また、実際のプロジェクトに参画できる機会を用意し、そこでプロジェクトを実体験することで、適正などを自ら判断することもできる。
講師は、起業家プログラムSekai Creator創業者のSteve Sakanashi氏、FabFoundry創業者の関信浩氏など、米国ベンチャー教育に造詣が深く、実際の日米間プロジェクトに携わっている人材などが分担して受け持つ予定だ。
受講期間や価格などは現在未定で、正式な講座開始前に小規模な招待制プログラムを提供する予定だ。また、法人向けの期間集中プログラムを提供する計画もあり、2018年6月上旬から東京や大阪などで説明会を開催する。