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材料に合わせたエクストルーダーヘッド、3サイズの造形ノズルを搭載——FFF方式3Dプリンター「UP300」発売へ

サンステラは、中国Tiertime TechnologyのFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「UP300」を2018年9月に発売する予定だ。

UP300は前モデルの大型デスクトップ3Dプリンター「UP BOX+」から外観を一新し、金属ボディにタッチパネルを搭載している。

エクストルーダーヘッドは、従来の単一ヘッドからABS用/PLA用/TPU(軟質フィラメント)用と、それぞれの素材に合わせてヘッドを分化し、より安定した印刷を実現している。

また0.4径ノズルに加え、大型成形用の0.6径ノズル、積層ピッチ50μmに対応した0.2径ノズルの3サイズを実装し、さまざまなニーズに応える3D造形が可能となった。

製品寸法は500×523×460mm、重量は30kg。造形エリアは255×205×225mmで、積層ピッチは50~400μmまで50μm単位で調整できる。対応フィラメント径は1.75mmだ。

対応ファイルフォーマットは、.tsk/up3/.ups/.stl/.obj/.3mf/.ply/.off/.3ds/.gcode。ソフトウェアは、UP Studioに対応している。

ビルドプレートもUP BOX+から形状が大きく変わり、持ち手が追加され印刷後すぐに取り出せるように。また片面にガラスボード、もう片面にはPerfボード(またはFlexボード)を備えており、両面での使い分けも可能となった。

UP300は現在、同社Webサイトにて予約受付中だ。2018年8月31日までに予約すると、純正ABS/純正PLAフィラメントいずれか5パック(10巻)が特典として付与されるキャンペーンを実施している。販売価格は35万円(税別)。同年9月3日に出荷予定だ。

※記事初出時、文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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